健康

血圧は心臓から血液が送り出される際の動脈の内側にかかる圧力のこと

最近人間ドッグで血圧が高いという結果が出てしまいました。少し恐れおののき、血圧に注意を払って改善していくようにしたいと思っています。まずは血圧について知ることが必要なので少しまとめてみたいと思います。現在は多くの人が生活習慣病がきっかけとなった病気で死亡しており、その中心は高血圧のようです。日本人の国民病といえる高血圧は生活習慣病の中でも最も患者数が多い病気で、その数は約4,300万人ともいわれています。30歳以上の日本人男性の60%、女性の45%ともいわれる高血圧は年齢とともに増加し、社会の高齢化、食生活の欧米化などによって、今後さらに増加すると予想されています。(日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン 2014 より)



 

血圧とは

体に流れている血液は生きていく上で欠かせない酸素や栄養素を全身に届ける役割を担っています。心臓がポンプのように収縮と弛緩を繰り返し、血管に圧力をかけることで、動脈を介して全身の組織に規則正しく血液を届けているのです。血圧とは心臓から送り出される血液が全身へと流れていく際、動脈の内側にかかる圧力のことです。血圧は心臓に近い血管ほど高く、手足などの末梢血管にいくほど低くなります。血圧測定を行うときは上腕部の血圧を測定します。血圧を決定する主な要因として、心臓が1回の拍動で全身に送り出す血液量(心拍出量)や血管のしなやかさ(弾力性)のほか、血液が血管に流れ込む際の末梢血管の抵抗力(血管抵抗)、血液の粘度などが挙げられます。また腎臓や神経などの働きも血圧の調節に関係しています。腎臓の働きが悪くなると、血圧をうまく調整することができず、高血圧になる場合があります。

血圧の「上」と「下」とは、最高血圧最低血圧のこと。最高血圧は心臓が収縮して、最も強く血液を送り出そうと血管に強い圧力がかかっている状態の値。収縮期血圧とも呼ばれています。一方、最低血圧は心臓が拡張しているときの値で、次に送り出す血液をためこむために心臓がゆるんで、送り出した血液が心臓に戻ってくるときの血圧。拡張期血圧ともいいます。血圧に使われる単位は「mmHg(ミリメートル・エイチジー)」。Hgとは水銀を示す元素記号で、たとえば血圧160mmHgの場合、水銀を160mm(16cm)垂直に押し上げる力で血管に圧力をかけていることを意味します。

血圧は朝、起床時に大きく上がり、昼食時にピークに達します。夕方以降少しずつ低下し、睡眠時は最も低い状態で安定します。特に食事や喫煙、入浴、排泄などの動作は血圧を上げます。その他、年齢や性別、気温、緊張、健康状態などによっても左右されます。たとえば運動すると一時的に血圧が上昇することがありますが、運動後、安静にすることで自然に下がります。これは正常な血圧の変化です。体を動かしたり、緊張したりして、一時的に血圧が上昇したとしても、普段の血圧が正常であれば問題ありません。高血圧とは安静にしていても血圧の高い状態が長く続いた状態をいいます。正確な血圧を把握するためには決まった時間に同じ姿勢をとり、リラックスした状態で測ることが大切です。血圧の変動幅は通常10~30mmHgです。しかし血圧の高い人や高齢者ほど、血管の弾力性がなく、血圧の上昇が起こりやすい傾向にあるので、十分な注意が必要です。

血圧とはのまとめ

血圧とは心臓から送り出される血液が全身へと流れていく際、動脈の内側にかかる圧力のことです。高血圧とは安静にしていても血圧の高い状態が長く続いた状態をいいます。日本人の国民病といえる高血圧は生活習慣病の中でも最も患者数が多い病気です。

*この記事は作者の主観で書いています。内容についてはしかるべき情報の確認をしてください。

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