家づくりはいろいろなことを決めないといけません。建築士が全て得意なわけではありません。お任せになっていると、後でこうすればよかったと後悔することにもなりかねません。決定は自分でするしかありませんが、一生に一度のことで失敗は許されません。私が数年かけて検討した事項をまとめてみました。今回は玄関収納ついてです。ここでおさえておきたい事項は何があるでしょうか。
玄関収納
前の玄関の3つのポイントで話しましたが、玄関収納にはコート収納を絶対に付けましょうと話しました。コートを掛けるとなると、必然的に収納部に高さが必要になります。空間を有効に使う意味でも天井まで全て収納にして、背の届かない部分には日ごろ使用しないものを入れればよいと思います。ただ玄関土間に対応する部分だけは何か置けるようないわゆるコの字型にして、花や額を飾ったらといいと思います。更に写真のように、等身大の鏡がついているととても便利です。お出かけ前に身だしなみのチェックができます。これを土間部分に近いホール側の収納扉に付けて、靴を履く前にチェックする時は閉じて、靴を履いたら開けば鏡に映ります。結構これは使います。収納の幅は土間とホール部分の両方にかかるように取り、土間部分に土がつきやすい靴などを収納して、ホール部分にコートなどを収納すればと思います。
玄関収納の備品
玄関に必要なものとして、下駄箱の前にすのこが必要です。これは下駄箱が土間側にあるために、靴を履く時に素足で土間に下りないといけなくなるからです。サンダルとかを置いておく手もありますが、サンダルがちらかるので土間が少し狭くはなりますが、スノコを置いた方がいいと思います。傘立てはできれば外に置きたいです。風雨にさらされない場所があればいいですが、なければ頑丈なボックスの中に収納する手もありかと思います。ただデザインは玄関に合うものにしたいですね。最後にレインコート掛けですが、これは玄関土間部分のどこかに掛けられるフックなものを用意しておけばいいかなと思っています。とりあえずこんなところが玄関の決定事項かなと思います。
玄関収納のまとめ
玄関の収納はできるだけ高く天井まで、等身大の鏡付きがいいです。コート収納や使う頻度の少ないものは上にしまうことができます。鏡は意外によく使います。土間に靴を履いたり脱いだりするときのためのスノコ、レインコート掛けそして外にボックス式の傘立てがいいと思います。
参考:成美堂出版 安らぐ家は「間取り」で決まる
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