地盤改良は環境にやさしくありたい!エコジオ工法に出会いました。

家づくりはいろいろなことを決めないといけません。建築士が全て得意なわけではありません。お任せになっていると、後でこうすればよかったと後悔することにもなりかねません。決定は自分でするしかありませんが、一生に一度のことで失敗は許されません。私が数年かけて検討した事項をまとめてみました。今回は地盤改良についてです。ここでおさえておきたい事項は何があるでしょうか。

地盤改良の判断

近くに第一級河川があり、昔は湿地帯であったようなところだと、軟弱地盤の可能性がかなり高いと思われます。市の防災マップなどによれば液状化で真っ赤な場所となっています。心配はしていましたが、地質調査で7m近く軟弱地盤とわかりました。わかってはいたけれど結果を知って少しの間途方にくれました。こんなところに家を建てると危険とわかっていても、土地はここにしかないわけです。家そのものの建築費用にも多額の資金が必要なのに、地盤改良まで必要となると資金的な痛さは大きいです。しかし建てるしかないと検討を始めました。


地盤改良の手段

地盤改良には表層改良、柱状改良、鋼管杭などの方法があることを知り、どの方法がいいか検討しました。

  • 表層改良工法:軟弱地盤が地表面より2m以浅の場合、表層の上にセメント系固化材を混ぜて固める。
  • 柱状改良工法:軟弱地盤が地表面より6m以下程度の場合、土を掘ってミルク状にしたセメント系固化材を土と混合攪拌し、柱状の改良体を作る。
  • 鋼管杭工法:6m以上にわたって軟弱地盤が続いている場合、鋼製の杭を打ち込む。

建築士から柱状改良で進めたいとの話がありましたが、いろいろ調べて見るとこれらの地盤改良に問題が多々あることを知りました。

地盤改良の問題

住宅の建て替え時や将来その土地を売却する必要がある時、残っている固化材、セメント系柱状杭、鋼管杭は産業廃棄物です。地中に埋もれている固化材や杭を撤去するために莫大な費用が発生したり、撤去費用を買い主から求められるなどが考えられます。つまり埋没物があるということでその土地の価値が下がるということです。

またセメント系固化材を使用した地盤改良で最も心配されているのが、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性のある発癌性物質「六価クロム」の発生率です。土壌汚染対策法が施行されており、もしも「六価クロム」が発生してしまったら、その土地の所有者が、その汚染物質の浄化義務を負うと共に、その土地に住む人の健康を害する可能性が出てきます。また、その汚染された土地が雨などによって汚染物質が流れ出て近隣の田や畑に悪影響を及ぼす恐れもあります。非常に重要なことなので、その毒性について引用します。

六価クロムの毒性

強い酸化作用から、六価クロムが皮膚や粘膜に付着した状態を放置すると、皮膚炎や腫瘍の原因になる。特徴的な上気道炎の症状として、クロム酸工場の労働者に鼻中隔穿孔が多発したことが知られている。これは飛散した酸化剤や顔料などの六価クロムの粉末を、長期間に亘って鼻腔から吸収し続けて、鼻中核に慢性的な潰瘍が継続した結果と考えられる。また、発癌性物質としても扱われている。多量に肺に吸入すれば呼吸機能を阻害し、長期的に肺癌に繋がる。消化器系にも影響するとされ、長期間の摂取は肝臓障害・貧血・大腸癌・胃癌などの原因になりうる。(地盤ドクターから引用)

地盤改良エコジオ工法

そんな時に仕事で通勤していた電車から見える地盤改良エコジオ工法という大きな看板を思い出しました。調べてみると環境にやさしい地盤改良方法だとわかりました。柱状にセメントではなく砂利を埋め込むようです。これだと埋没物ではなく砂利なわけで、更地になった時も撤去する必要もなく、土地の価値が下がることもないようです。建て替えの時もそのまま新しい家をその上に建てられるようです。また費用的にも従来の方法と同じくらいでした。当然六価クロムも発生しません。これだと思い、建築士に話して了解を取り付けて決めました。やはり土地の価値が下がることもいやですが、環境にやさしいというところが自然住宅ログハウス造りに合っている気がします。

地盤改良のまとめ

地盤改良は環境にやさしくありたいと思います。表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法では埋没物による土地の価値の減少や六価クロムの発生の危険性があります。そんな時にエコジオ工法に出会いました。自然住宅ログハウス造りに合った選択だと思います。

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