有線LANの配線は必要!設計段階で光コンセントの配置を決めよう!

LAN配線は必要でしょうか。有線LAN接続なんてもう古い。時代はWi-Fiだという方は多いと思います。果たしてそうでしょうか。有線LANには有線LANのメリットがたくさんあります。そして時には無線(Wi-Fi)よりも優れた働きをしてくれます。だから、決して時代遅れなんかじゃないんです。有線LANは、ケーブルを使ってパソコンをインターネットに繋ぐ方法。回線業者さんが部屋まで光回線を引いてくれたら、そこからルーターを通じてLANケーブルでご自分のパソコンまでインターネット回線を引いてくるイメージです。



有線LANのメリット

有線LANの最大のメリットはインターネットの速度と接続が安定するという点です。Wi-Fiは無線なので、ルーターから離れた場所では電波が不安定になったり、他の家電と電波干渉を起こしたり、障害物があると不安定になるなどの弱点があります。かと言って、工夫して使えばごちゃごちゃと邪魔な配線もなくなりますし、家中どこでもインターネットに接続できるというメリットも大きいので人気があります。有線LANは「ケーブルを使うなんてイマドキ古くない?」と思われがちなのですが、安定感ではやっぱり最強です。それから、電波を使う無線接続と違ってLANケーブルを使うので接続されているパソコンしかインターネットに繋がりません。その為セキュリティ面も強いです。理論値で言えば、最新規格(電波の種類)のWi-Fiなら、有線LANとほとんど速度が変わらないと言われていますが、上記の通り環境によってはどうしても弱点があります。なので、有線LANと無線LANを上手に使い分けて、共存させて使うのが最適な選択肢と言えるでしょう。

無線LANの健康リスク

無線LANは前述のようなメリットやデメリットがありますが、特に考えないといけないことが電波による健康リスクです。健康リスクとは、人間が特定の有害性によって被害を受ける見込み、あるいは可能性をいいます。有害性とは人の健康に害を与えうるもの、あるいは状況のことをいいます。総務省の見解によれば、無線LANに使われている電波の健康への影響(有害性)で、現在はっきりしているものは熱作用に関連するものです。しかし熱作用については、電波防護指針により守られているので、熱作用により健康に悪影響が生じることはありませんし、がんやその他の健康に対して悪影響を及ぼすとの根拠は見つかっていないようです。また電波は、1888年にヘルツ(ドイツ)が電波の存在を火花放電発生器で実証してから100年以上いろいろな研究や実験をして、その性質はよくわかっています。健康への影響についても50年以上研究、実験がされ、現在も世界保健機関(WHO)の国際電磁界プロジェクトなどで多くの研究が進められているとあります。要はまだはっきりしたことはわかっていないというところだと思います。従って安全とは言い切れないのですから、人はできるだけ電波を浴びない方がいいと思います。

有線LANの配線

結論としては、無線LANは電波を使う仕様なので、周囲の電波状況から影響を受けて通信が不安定になる可能性が有線と比較すると格段に高いです。一番ベストは常に無線LANと有線LANの両方を使える環境にすることと思います。またネットワーク接続する機器をいま現在置かない予定の部屋でも、今後発売される家電製品はネットワーク接続可能なものも増えますし、模様替えなどを想定すると出来る限り多くの部屋で無線LANと有線LANを使えた方が良いはずです。ただ明らかに使わない部屋は有線LANを用意する必要はありませんが。

有線LAN接続は、ADSLや光回線が自宅まで引いてある時点で、もう誰でも使えます。別途特別な工事は必要ありません。回線業者さんが工事の際に、モデムやルーターを設置してくれていると思いますが、そのルーターの裏側にLANケーブルを接続する「穴(ポート)」があるので、そこへケーブルを接続すればOKです。あとはもう一端をパソコンに差し込めばインターネットに繋がるようになります。しかし各部屋に「光コンセント」が欲しい場合は配線工事が必要です。基本的に有線LANを使う場合に別途工事は必要ありませんが、家中の各部屋に「光コンセント」を新たに設置して、そこから有線LAN接続をしたいという場合は別途工事が必要になります。ですから設計段階で光コンセントの位置も検討する必要があります。まずは固定電話とWi-Fiを設置しようとする場所、パソコンを使用する場所に必要です。リビングでは電気+TVコンセントに光コンセントも追加する必要があります。テレビを光TVで見る場合に必要になりますし、テレビがインターネットを接続される形にも対応させておく必要があるからです。後はテレビと同じで寝室や子供部屋、くつろぐ場所にも必要かと思います。ただテレビと違って無線LANを使えばどこでも使えることも考慮して決める必要はあります。

有線LANのまとめ

有線LANの最大のメリットはインターネットの速度と接続が安定するという点です。無線LANの健康リスクも心配です。一番ベストは常に無線LANと有線LANの両方を使える環境にすることと思います。設計段階で有線LAN用に光コンセントの配置を決めよう!

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