子育て

高校3年生の進路で大学のAO入試スケジュールは一番早いので注意!

大学のAO入試の出願は文部科学省の指導により原則8月1日以降となり、早い大学では8月から、翌年2月にかけて選考がスタートします。一般入試や推薦入試と比べるとかなり早い時期からの出願・選考となります。つまり、AO入試を検討している受験生は早い時期からの受験校の選定、それに向けた対策が必要となるのです。ここで注意しておきたい言葉が「エントリー」と「出願」の違いです。一般的に、「エントリー」とは出願の前の「AO入試を受けるための諸手続き」を指し、大学が指定する手続きを行った受験生に「出願」の資格が与えられます。単にWebなどから登録をする場合もあれば、大学と受験生をよりマッチさせるためにオープンキャンパス等で説明会や特別講座、面接などを行ったり、エントリーシートの提出を課したりする場合もあります。ただし、大学によっては「エントリー=出願」となる場合もあるなど、言葉の意味合いや使用方法が異なるため、不明点は大学に問い合わせることが必要です。



大学のAO入試スケジュール

私立大学のAO入試では、選考時期・期間などは各大学によって様々ですが、推薦入試が本格化する前の9月以降から本格的にスタートし、12月までには合否が決定する場合が多いようです。また、複数回AO入試を実施する大学も少なくなく、3月まで募集が続く大学もあります。大学によってはエントリー段階で選考がある場合もあります。選抜方法は同じAO入試とは言っても大学・学部ごとにかなりの違いがありますが、1次で書類選考、2次で小論文・面接での選考というパターンが一般的です。さらに大学・学部によっては、セミナーやスクーリングの実施、プレゼン、グループディスカッションなど様々な要素が組み合わせられることもあります。また、コミュニケーション重視型の入試形式を採用している大学・学部もあります。エントリー後、事前面談、予備面談なども含めて複数回面談を行い、出願許可されると合格の内定を得られます。このタイプの入試方式では、出願時の学力以上に大学・学部への適性や学ぶ意欲が重視されます。AO入試は早ければ9月には合格が決まるため、早い時期に志望校を決定しなければなりません。AO入試は出願校=第1志望校となりますので、安易な志望校選択は禁物です。自分の進路・適性をしっかりと考えたうえで出願・エントリーすることが大切です。
5月:各種エントリー開始(事前登録・面接・説明会・講義など)
6月:募集要項、配布開始
7月:願書配布
8月~12月:出願→選考→合格発表→入学手続き

国公立大学のAO入試は、例年出願が9~10月、合格発表が11~12月上旬といったスケジュールになり、私立大学よりやや遅いスケジュールとなります。出願条件は、学校評定などの成績基準がなかったり、高卒生でも出願できたりなど、推薦入試よりも出願条件の枠が広いことが特徴です。ただし、大学によっては「英検などの資格を有するもの」「全国コンテストの上位入賞者」といった条件が加わることもあります。私立大学に比べ、国公立大学のAO入試ではセンター試験の得点など、学力検査を求める大学が多くなります。また、募集人数も私立大学に比べ非常に少ないので厳しい勝負になります。選考方法は1次が書類選考、2次がプレゼンテーションなど含む面接・小論文のパターンが一般的です。このほか、セミナーやスクーリングなどに出席してレポートを提出させるといったものもあります。また、基礎学力定着の確認のために、センター試験の受験を課す大学も増えています。またAO入試の国公立大学の場合はほぼ専願であるということに注意が必要です。つまり、合格したらどんなことがあっても入学することを義務づけています。一方、私立大学においては、併願可の場合があります。

  • 4月 受験勉強計画の立案
    入試に向けてどの時期までに何をしておくべきなのか、年間計画を立てます。またAO・推薦入試を受ける際には、時事問題なども設問に加えられていることがあるため、時事ネタなども収集できるよう、新聞を読む習慣をつけます。
  • 5月 志望校最終決定
    AO入試は、実施時期が一般入試と比べて早く、入試の内容にも各大学の特色が表れやすい傾向にあります。そのため、受験生になったこの時期には、出願する大学を決めて対策を始める必要があります。大学によっては出願の前に「エントリー」という手続きをしなければいけないことがあります。エントリーとは「AO入試を出願するための前段階の手続き」のことで、大学によっては5月~6月ごろにエントリーを済ませておかなければならないところもあります。エントリーの内容は、web登録やオープンキャンパスに必ず出席することなど、大学によって様々です。(大学によっては出願=エントリーと言う言葉を使っていることがあるので、わからない場合は問い合わせてした方が無難です。)「エントリーをしていないから、志望校に出願できない!」といったことがないように、前もってエントリーの内容と時期は確認しておかないといけません。
  • 6月 大学資料請求
    多くの大学では、5月下旬ごろから大学資料の新年度版が発行されるので、志望校の資料を取り寄せます。大学資料には大学の概要のほか、入試に関する情報なども記載されていることがあるので、受験する可能性がある大学の資料は、手元で確認できるよう請求します。
  • 7月 高校の最終成績確定
    推薦入試を受けたい人は、このタイミングまでの成績が評定平均値に反映されます。出願を検討している人は気を抜かないことが必要です。
  • 8月〜 AO入試出願、選考
    この時期から早い大学では、AO入試の出願が始まります。入試内容は大学によって大きく異なりますが、大きく分けて面接重視型と論文重視型があります。受験生の人格や意欲、目標などが、大学が求める人物像と合っているかをじっくりと時間をかけて選考されるのが特徴でですので、学校の先生と相談して十分な準備をすることが必要です。

大学のAO入試スケジュールのまとめ

大学のAO入試の出願は早い大学では8月からスタートします。AO入試は出願校=第1志望校となりますので、自分の進路・適性をしっかりと考えたうえで出願することが大切です。大学によっては5月~6月ごろにエントリーを済ませておかなければならないところもあります。

*この記事はいろいろな情報を検討し、あくまで主観で書いていますことをご了解願います。

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