むせるような暑さが続いていますが、早く子供部屋にこもる熱を取り除かないと、夜も暑さで寝苦しいようです。子供部屋は4.5畳程度で、締め切るのがいやだというニーズからクーラーやウィンドファンはやめて、スポットクーラーつまり冷風機に狙いを定めました。そもそも冷風機とは何ぞやというところから勉強です。
冷風機とは
冷風機はクーラーと同じで、吸い込んだ空気を本体内部で冷却して送風します。室内外の熱交換機を一体にした小型クーラーです。背面から熱風を吐き出すため、締め切った屋内で用いると全体的に室温は上がります。冷えるのは冷風吐き出し口正面の狭い範囲だけです。キャスターや取っ手がついている機種が多く、移動や設置が容易であるというメリットはあります。排気を室外に捨てるための専用のダクトなどがオプションでついています。いずれにしても作業者専用だったり、一人住まいの住居などの場所で用いられるようです。
冷風機の機種
冷風機の製造メーカーとしては、コロナ、トヨトミ、ナカトミ、エスケイジャパンなどがあります。インターネットの情報を参考にしながら、次の2つの機種に絞りました。コロナ冷風・衣類乾燥除湿機どこでもクーラーCDM-1018(AS)とトヨトミスポット冷暖エアコンTAD-22HWです。値段がコロナが3万円前後でトヨトミが5万円前後、重さがコロナが13kgでトヨトミが20kgということです。トヨトミは少し重すぎて持ち運びがきついかなと、値段も安いのでコロナに決めました。トヨトミの暖房機能は魅力でしたが、暖房は他にあるのでやめました。コロナは家電量販店で買いましたが、アマゾンの方が安かったです。
コロナ冷風・衣類乾燥除湿機の試行
コロナ冷風・衣類乾燥除湿機を子供部屋に持って行って試してみました。まずはダクトなしで出入り口に置いて、背面を廊下に向けて熱風を出すようにしてみました。吐き出し口の前はひんやりとして冷たい風を感じますが、少し離れるとあまり感じなくなりました。室温も特に下がっているという感じはありませんでした。逆に出入り口付近が熱風で異常に熱くなっているのを感じました。次に1m弱のダクトを付けて、できるだけ熱風を出入り口から離すようにしました。部屋の中も少し冷えたかなという感じはありましたが、効果を感じるところまでは至りませんでした。出入り口は熱くなっていませんが、ダクトの先の廊下はやはり熱風で異常に熱い状態でした。動かしているときに熱風で熱くなっている場所はどうにもならないので近寄らないようにするしかありません。
そんなことでこの状態ではあまり効果が見込めないので、窓付けダクトを買って来て、外に熱風をやるしかないかなとも思いましたが、子供がいやがるのであきらめました。いずれにしろ出入り口を開けたままではやはり無理だと思いました。それで取扱説明書にもあるように、出入り口をダクトを通す隙間だけ開けて締めるようにしました。その結果、やっと室内が冷えていることが実感できました。使い方としてはやはりこれしかないなという感じです。動かしている間は廊下に熱風が排出されるので、そこを通るときは熱いですが致し方ありません。ただうちの場合は子供が出入り口を締めるのをいやがるので、寝る前まで動かして、部屋だけ冷やすことにしました。とりあえず何とか子供部屋の暑苦しさだけは解消できそうです。
またこのコロナ冷風・衣類乾燥除湿機は衣類乾燥や除湿が排熱側でできます。正直冷風機で使えなくても、洗濯物の室内干しや部屋の除湿に使えるわけで、倉庫にお蔵入りということはなさそうでした。それで少し安心はしていました。その意味で移動式はありがたいです。狭い部屋でコロナ冷風・衣類乾燥除湿機の除湿を使ったところ、外は雨にもかかわらず、乾くわ乾くわすごいです。これには驚きました。そして下部の貯水タンクに吸収した水がたっぷり入っていました。雨の日は部屋を閉め切ってコロナ冷風機を使えば、コインランドリーに行って、乾燥機に入れてくる必要はありません。また洗濯でなくても、寝室などでコロナ冷風・衣類乾燥除湿機を使えば、布団などの湿気取りもできます。そもそも衣類乾燥や除湿機能がメインのコロナ冷風・衣類乾燥除湿機なので当たり前と言えば当たり前です。
冷風機のまとめ
コロナ冷風・衣類乾燥除湿器機どこでもクーラー CDM-1018(AS)を買いました。小さい子供部屋の出入り口近くに設置し、排熱ダクトをドアの隙間から廊下に出して、熱風を部屋の外に出すようにしました。室内干しや部屋の除湿に結構すごい威力を発揮します。