浴室、洗面脱衣室の照明は電球色がいい!鏡用はよく見える昼光色で!

照明計画はホールや部屋ごとに一つずつ具体的に検討することが必要です。まずはホール部分の玄関、廊下、階段。水周りのキッチン、浴室、洗面脱衣室。家族団らんやお客様を迎えるリビング、ダイニング。静かな落ち着きのある寝室。明るく大事な子供部屋など。照明器具の種類や位置はもちろんですが、配線のプランニングに影響するスイッチの種類や位置も合わせて検討する必要があります。


浴室の照明

浴室の照明の場合、システムバスなので好きなものを選べばいいだけです。しかし基本的に選べる仕様は全てLED電球です。白熱電球を使えるかどうかは業者に聞いてみないとわかりません。使えるのであれば白熱電球を使いたいものです。システムバスの仕様外のことを行うので、浴室で安全に照明を使うため、照明を選ぶ際の3つの確認事項を把握しておきましょう。また照明の位置は鏡のある上ぐらいで、洗面のときに自分の体で影にならないようになっているかも確認しておきましょう。

  • 対応ワット数:浴室の照明は水や湿気を防ぐようにカバーがついていることが多いため、浴室で使用する照明を選ぶ際に、温度上昇は気を配るべき事項の一つです。最大許容ワット数以上の照明を取付けてしまうと、熱で溶けたり、破損する危険があります。室内灯のカバーを外し、ワット数の確認をしましょう。
  • 防湿系の照明器具に対応しているか:電球内部の電子基板は水に弱く、水がかかってしまうと故障や発煙、発火の危険があります。商品の仕様書を確認することで、対応しているか否か分かります。防湿系の照明器具は内部にゴムパッキンがついているなどの対策がされています。
  • 密閉系器具に対応しているか:白熱電球もLED電球も、明かりがつくと発熱するため、放熱対策がされています。しかし、密閉された状況で使用すると、放熱が妨げられます。電球が高温になると寿命が短くなるだけでなく、やけどの恐れもあります。浴室では水から電球を守るために密閉された状況で使用しなければならないため、密閉系器具に対応したものを選ぶことで、安全に照明を使用することが可能です。

浴室の照明のスイッチ

浴室の照明のスイッチは浴室外に設けます。具体的には隣接する洗面脱衣室の浴室に入るドア付近です。照明スイッチの位置は床上1m前後のところに設置したらと思います。その理由ですが、まず1mの高さの方が楽です。120cm以上だと少し腕を上げないといけません。何も理由がないなら少しでも楽な方がいいと思います。更にお年寄りや車いすの人にも楽ですし、子供でも手が届く高さだからです。

洗面脱衣室の照明

洗面脱衣室は洗面台の鏡の前でひげを剃ったり化粧をしたりと細かい作業が伴います。鏡の前が暗いと洗面台はとても使いにくくなります。鏡に映る顔も薄暗く、顔色が悪いように見えてしまいます。
もし洗面脱衣室の天井に1灯しか照明器具がない場合、自分自身が光を背にして鏡の前に立つ事になるので、洗面台の鏡の上か真横に照明器具をいれ、鏡が明るく良く見えるように配灯しましょう。この場合、天井用と鏡用の照明器具のスイッチは別々にしておくと便利です。既製品の洗面台の場合は鏡の上または両脇に照明器具がついている場合が多いです。造作洗面の場合は、鏡の上か両脇に60W相当以上の照明器具をつけると良いです。また、もし収納付きの鏡を設置する場合、照明器具の奥行きがが鏡の奥行きよりも同じか大きいものにしましょう。照明器具が鏡より出っ張る形にならないと、うまく鏡を照らしてくれないので注意が必要です。

洗面脱衣室の天井用の照明はシーリングライトが一般的です。ダウンライトは部屋を明るくするためのものではなく、適度な灯りで雰囲気を演出するために使われる照明器具なのと、防湿加工がされていないものが多いので、洗面所には不向きです。鏡用の照明については洗面台に付属しているものか、シンプルなものからおしゃれなものまでお好みで選べばいいと思います。ただ浴室と同じく、濡れたり湿気の多い場所ですので、前記の浴室照明の確認事項に沿って選んだ方が無難です。電球の色については、天井用の照明は温かみのあるオレンジ系の電球色がいいと思います。鏡用の照明は昼光色にして、洗顔、ひげ剃り、化粧など細かい作業のときに、より明るくはっきり見えるようにしておくと便利です。就寝前の歯磨きなどでは、あえて鏡用を使わないで天井用だけで作業をすれば、明るさが柔らかいためリラックス効果があり、睡眠の質に影響しないようです。天井用と鏡用が同じ色だと、暗くなりすぎたり、明るくなりすぎて落ち着かなくなったりします。

洗面脱衣室の照明のスイッチ

洗面脱衣室の天井用照明のスイッチは出入り口の室外側に設けます。室外にあると入る前にスイッチを入れて出た後でスイッチを切ることが出来ます。照明などが点いているかを廊下などから確認できるので点けっぱなしを防ぐこともできます。照明スイッチの位置は床上1m前後のところに設置したらと思います。その理由ですが、まず1mの高さの方が楽です。120cm以上だと少し腕を上げないといけません。何も理由がないなら少しでも楽な方がいいと思います。更にお年寄りや車いすの人にも楽ですし、子供でも手が届く高さだからです。鏡用照明は洗面台で作業するときにすぐ手が届くところに設置します。

浴室、洗面脱衣室の照明のまとめ

浴室の照明はシステムバス付属なので、いいものを選びましょう。洗面脱衣室は柔らかな天井照明と明るい鏡用照明が必要です。浴室の照明スイッチは洗面脱衣室の浴室入口近く、洗面脱衣室は外側の出入り口近くにつけましょう。水濡れや湿気に対応できる照明器具かどうか確認しましょう。

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