リビングが吹き抜けの場合の照明は開放感とメンテナンス性が重要です

照明計画はホールや部屋ごとに一つずつ具体的に検討することが必要です。まずはホール部分の玄関、廊下、階段。水周りのキッチン、浴室、洗面脱衣室。家族団らんやお客様を迎えるリビング、ダイニング。静かな落ち着きのある寝室。明るく大事な子供部屋など。照明器具の種類や位置はもちろんですが、配線のプランニングに影響するスイッチの種類や位置も合わせて検討する必要があります。リビングが吹き抜けの場合の照明を選ぶ際は、その開放的な空間のよさを最大限に引き出しつつ、家全体のイメージにも適した照明を選びましょう。おそらく想像以上に、照明から放たれる光が作り出す雰囲気は重要な役割を果たします。単に照明を取り付けるのではなく、吹き抜けの広さや高さ、目的に合わせた照明の選択・配置が大切です。また吹き抜け特有の注意点にも気を配る必要があります。どのような照明を選ぶべきか、そのポイントと照明器具について検討します。


リビングが吹き抜けの場合の避けたい照明

リビングが吹き抜けの場合の照明を選ぶときの最も重要なポイントはメンテナンス性です。吹き抜けは天井が高く、脚立程度では手が届きません。電球交換などのときに業者に来てもらわないとできないでは困ります。また掃除のときに手が届かないでは掃除になりません。ですから吹き抜けの場合は第一に電球の交換がしやすい、掃除がしやすいなど日々の手入れのしやすさを考えましょう。天井埋め込み式のダウンライトなどは吹き抜けの照明器具としては非現実的です。そして吹き抜けによくあるのがシーリングライトにプロペラが付いたシーリングファンライトです。吹き抜けの照明として明かりを得ることができ、なお且つファンの働きによって部屋全体に空気を拡散して冷暖房の効率も上げてくれる役割があります。見た目もオシャレなため人気があります。ただ天井高くに取り付けられるためメンテナンス性は悪いので採用はしずらいです。

天井から吊り下げるタイプのペンダントライトは、吹き抜けという縦の空間を存分に活かした演出をすることができます。またある程度の高さまで光源が吊り下がっているので、照明のお手入れも比較的しやすく、吹き抜けの照明としては適しています。吹き抜けにペンダントライトを設置する場合は、リビングの2階からランプが丸見えにならないシェード(照明の笠)を選びことが必要です。吹き抜けの2階からランプが丸見えだと、まぶしく感じます。また光が下方向に向いているペンダントライトは、天井部分が暗くなります。ただペンダントライトも高い天井から吊るすわけで、電球交換ができても故障などのときにどうしても業者を呼ばないとできません。

リビングが吹き抜けの場合のおすすめ照明

光を下に向けると天井部分が暗く感じ、吹き抜けの開放感が台無しになります。反対に、吹き抜けの下から天井に向かって光りを照らし、視覚的な誘導を図るとおしゃれで開放感が増します。吹き抜けの伸びやかさを生かすには、壁面を上方向に明るくすれば広がりが生まれます。特に手の届くような低い位置に設置する場合は、下から上に照らすように意識します。当然メンテナンスも楽です。注意することは吹き抜けの2階から1階を見下ろせる場合に、照明のランプ(光源)が見えないように注意することです。1階から吹き抜けを見上げた時にランプが見えなくても、2階から見下ろした時にランプが丸見えだとまぶしくて不快に感じますし、見た目もおしゃれではありません。

ブラケットライトは吹き抜けの照明として人気があります。手入れしやすく間接照明効果もあります。天井ではなく壁面に設置するタイプの比較的小型の照明です。吹き抜けの開放的な空間を活かして壁や天井に光を当てて反射させ、暖かみのある優しい雰囲気の光を得ることができます。ライトの装飾によって作られる影も、空間の雰囲気作りに役立ちます。小さな電球が素朴な暖かみのある明かり で雰囲気を醸し出します。ろうそくのような形状の光源 から優しい光が壁に反射し部屋を照らします。壁に光を当てることで模様を描き出します 。ブラケットライトにも、反射板の内蔵により光が効率よく広がるタイプや、角度を変えられるスポットライトタイプ などがあります。手の届きやすい位置にブラケットライトを取り付け、光を上方向に照らせば開放感が生まれます。また高級感を演出するためにはシャンデリアタイプも効果的です。壁の少し上部にシャンデリアを取り付けることにより、ラグジュアリー感あふれる部屋を演出します。

それとフロアライトもおすすめです。アッパータイプ(上方向に光が向く)の背の高いフロアライトを設置すれば、伸びやかで広がりを強調できます。高い位置に設置するブラケットよりもメンテナンスが容易で、簡単に設置できます。室内に暖かさを加える場合には、スポットライトの利用がおすすめです。吹き抜け部分の随所にスポットライトを取り付けることにより、部屋全体に暖かい雰囲気を生み出します。 スポットライトの向きは壁を照らすようにするとおしゃれです。

リビングが吹き抜けの場合の照明まとめ

リビングが吹き抜けの場合の照明はブラケットライトと間接照明がいいと思います。開放的な空間のよさを引き出せる照明で、メンテナンス性のいいことが重要です。吹き抜けの下から天井に向かって光りを照らし、視覚的な誘導を図るとおしゃれで開放感が増します。

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