廊下、階段の照明は安全に使える明るさを確保することが大切です!

照明計画はホールや部屋ごとに一つずつ具体的に検討することが必要です。まずはホール部分の玄関、廊下、階段。水周りのキッチン、浴室、洗面所。家族団らんやお客様を迎えるリビング、ダイニング。静かな落ち着きのある寝室。明るく大事な子供部屋など。照明器具の種類や位置はもちろんですが、配線のプランニングに影響するスイッチの種類や位置も合わせて検討する必要があります。


廊下の照明

廊下や階段の照明は安全に歩行できることが重要です。廊下の場合は適切な間隔で設置して、曲がり角や部屋のドア付近でも安心して歩ける適度な明るさが必要です。基本的に廊下などの場所にはダウンライトがベターです。また壁面の絵画を場所を設けている場合などは、ユニバーサルダウンライトという光の角度を調整できる照明や、天井付のスポットライトを演出に使うこともできます。廊下で絵画スペースを見つけたら、今後に備えて事前に照明設計に入れておきましょう。こういった照明は後付けは難しいので早めに検討しないといけません。ダウンライトは天井の通路中央につけて、一般的な天井高であれば60W相当の明るさを使うことが多いです。ダウンライトではなく小型シーリングライトを使う方法もあります。シーリングライトなら照明器具の存在感があるのでインテリアのアクセントになります。ダウンライトのシンプルさも良いですが、空間のアクセントとしては飾り気のない廊下だからこそデザインのある照明を使った方が良い場合もあります。

壁面に設置するブラケットライトを使う方法もあります。壁面に設置するので廊下という場所を考慮するとあまり出幅の大きいブラケットは使えませんが、薄型のブラケットライトなら邪魔にならず使えます。また、どうしても気にいったデザインのブラケットライトを使う場合には目線より高い位置に設置すれば、通路の邪魔になることもなく廊下もおしゃれに演出できるかと思います。この他にも廊下の照明に必要なのは常夜灯としての足元灯です。就寝中のトイレなど廊下の照明をつけずに床面をしっかりと明るく歩行を導いてくれます。

階段の照明

階段照明と言っても住宅環境、間取りにより階段の種類も様々です。どのようなコーディネートをしながら安全に使える明るさを確保するのかが難しい場所でもあります。階段は全体を照らす主照明にプラスして、階段の上り口と下り口、さらに踊り場などに足元灯を設けましょう。階段の照明器具としてもブラケットライトやペンダントライト、ダウンライト、足元灯、間接照明などから選べるほど種類が豊富になっています。吹き抜けと繋がった階段や上階スペースにはペンダントライトの設置が可能なスペースがあるかと思います。ペンダントライトならデザインが豊富に選べるのでインテリアの一部としても使うことができます。階段に設ける照明器具はブラケットランプを使うことが一般的です。階段の形状やスペースに合わせて設置位置を選択するのが割と難しい照明ともいえます。折り返しのある階段なら邪魔になりにくいコーナー設置型の照明がおすすめですが、一般的なまっすぐに伸びる階段でブラケットライトを使う場合は設置位置に注意する必要があります。設置する高さは平面図ではわかりづらいので事前に十分な確認をしておかないといけません。

廊下、階段の照明スイッチ

廊下や階段の照明スイッチは動線を意識して、室内や屋外への出入りのときや階段の昇り降りで操作できるように複数の場所にスイッチを配置すると便利です。ほとんどの家では、照明スイッチの位置は床上120cm~140cmくらいになっています。これは昔からの習慣でただそうなっているだけだそうです。施主の生活様式にもよりますが、床上1m前後のところに設置したらと思います。その理由ですが、まず1mの高さの方が楽です。120cm以上だと少し腕を上げないといけません。何も理由がないなら少しでも楽な方がいいと思います。更にお年寄りや車いすの人にも楽ですし、子供でも手が届く高さだからです。廊下の主照明はもっと楽な人感センサー付きにすると便利です。これならスイッチは要りません。

廊下、階段の照明まとめ

廊下、階段の照明は安全に使える明るさを確保することが何より重要です。廊下はダウンライトが多く、常夜灯の足元灯は必須です。階段はブラケットライトと足元灯が多いです。スイッチは複数の場所に配置し、床上1m前後のところに付け、人感センサーも便利です。

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