キッチンはまず東の朝日が入るすがすがしい場所で、通風が確実に確保されるようにすることが重要です。その上でシステムキッチンの導入と位置決めをしてから、最後にキャビネットや家電などの配置を決めます。そのときに同時に照明やコンセントについても決めていくことになろうかと思います。とりあえずシステムキッチンまでが決まったとして、コンセントの配置につながる家電の置き方について検討したいと思います。まずキッチンの冷蔵庫は生活に欠かせないアイテムです。作った料理や食料を保存するために必要不可欠な冷蔵庫は、キッチンレイアウトの鍵を握るといっても過言ではありません。
キッチンの冷蔵庫の位置
キッチンの冷蔵庫の置き場としては、キッチンの一番奥かそれとも入り口付近かのどちらかでしょう。目立たせたくない方は一番奥がいいと思いますが、入り口付近であればリビングやダイニングからも物を出し入れしやすくなりとても機能的です。冷蔵庫置き場を作り、ほかのキッチン設備と並べて配置すると使いやすいだけではなく、キッチン全体がすっきりとします。そう考えるとやはり入り口付近がいいと思います。次に冷蔵庫を購入する前に、その冷蔵庫が左右どちらに開くタイプの製品なのかを確認して置くことが大切です。冷蔵庫の開いた方向にシンクを配置すると、出し入れがスムーズになります。そして冷蔵庫からシンクまでの距離は120cm～210cm程度が良いとされています。離れすぎていると作業に無駄がでてしまいます。一方で距離が近すぎても、キッチン全体が狭くなってしまい調理がしにくくなってしまうのです。
キッチンの冷蔵庫の設置場所で他にも注意する点があります。冷蔵庫の冷却効果というのは、周辺の温度に大きく左右されるので、直射日光が当たる場所やコンロ、暖房器具の近くに設置しない方がいいです。できるだけ風通しがよく、涼しい場所に設置します。設置にあたっては冷蔵庫と周囲の隙間についても気を配らなければいけません。ほとんど隙間がない状態で設置すると、冷蔵庫は放熱しにくくなってしまいます。冷蔵庫を設置する際は、側面、背面ともにしっかり隙間をとって、放熱スペースを確保することが必要です。また、冷蔵庫の上に電子レンジなど、モノを置いている人も少なくありませんが、これも放熱スペースの確保という意味でよくありません。
キッチンの冷蔵庫まとめ
キッチンの冷蔵庫はキッチンレイアウトの鍵を握るといっても過言ではありません。キッチンの冷蔵庫の置き場は入り口付近がいいと思います。次に冷蔵庫の開いた方向にシンクを配置します。風通しがよく涼しい場所で、周りの隙間を取って放熱スペースを確保します。
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