ログハウスは究極の自然住宅!地震に強く、100年以上住める家!

家づくりはいろいろなことを決めないといけません。建築士が全て得意なわけではありません。お任せになっていると、後でこうすればよかったと後悔することにもなりかねません。決定は自分でするしかありませんが、一生に一度のことで失敗は許されません。私が数年かけて検討した事項をまとめてみました。今回はログハウスについてです。

ログハウスを選ぶ根拠

ログハウスを建てようと思っています。子供がアトピーで大量の化学物質を使用する今どきの建物が建てられません。シックハウス症候群が問題になっている昨今です。大手ハウスメーカーのプレハブ住宅は全く対象外です。自然住宅が売りの工務店でも化学物質全て排除というわけには行かず、一つ一つチェックする手間は大変です。偽物の自然住宅はいくらでも存在しています。そんなことで詳細に検討することなく、比較的スムーズに究極の自然住宅であるログハウスにたどり着きました。



ただログハウスは価格的に一般の住宅より高いです。新築で坪あたり60万円程度が相場だと思いますが、ログハウスは坪あたり80万円程度になるそうです。究極の自然住宅を手に入れるために致し方ないと考えますが、家自体の寿命のことを考えればコストパフォーマンスは格段によくなります。家の寿命は50年程度が平均かなと思いますが、ログハウスはメンテナンスを怠らなければ100年以上は住み続けられます。日本最古のログハウスと言われているのが正倉院ですが、ご存知のように1000年以上前の建物がまだしっかり残っております。

ログハウスはそのままシックハウス対策

ログハウスとは、木の丸太や角材を横に積み上げてつくる建物であります。丸太組み構法といわれる建築法で、積み上げた木がそのまま壁になります。まさしく木の家そのものです。木の香りや木目や肌触りは人に安らぎを感じさせてくれます。壁に限らず土台、床、屋根なども全て無垢の木を使用し、殆ど化学物質は使用しないで建てます。しかし建築士が化学物質を使用している材料仕様にするところも正直あります。その時は断固反対してそれをやめさせなければなりません。それでも一般住宅に比べればその割合は本当にわずかです。建築士との話し合いの中で十分解決できる範囲です。

またログハウスは木を重ねていくだけですから、どうしても隙間はあります。窓や出入り口の枠と木の隙間に至ってはかなりあります。よくログハウスは雨漏りがすると言われます。雨がその隙間から入ってくるわけです。しかしこれを家の通気性がよく、室内に空気の流れがあって、浮遊する化学物質を取り除いてくれると考えればシックハウス対策上は長所になります。家を建てて住み始めてからアトピーがひどくなって住めなくなったという悲惨なことにならないように、絶対間違いのない家づくりだと思います。

ただ注意しないといけない点があります。木の家だから絶対にアレルギーにならないというわけではないということです。ヒノキやスギでアレルギーを引き起こす人もいます。その点のチェックも忘れずにする必要があります。医者で検査を受けたり、その木をしばらくの間家の中に置いて問題が出ないかどうか確かめたりすることです。

ログハウスの耐震性

ログハウスは耐震性が普通の住宅に比較して格段によいと言われています。丸太や角材を横に寝かせて組付けた壁が家の四方を取り囲んで支えます。一方通常の住宅は縦に柱を立てて梁をして、筋交いして壁を貼って支えます。どちらがより安定感があるかは素人目でもわかります。建築基準法で定められた耐震力の1.5倍の強さがあるそうです。1995年の阪神・淡路大震災や2004年の新潟県中越沖地震などでもログハウスの躯体は殆ど損傷がなく、耐震性に優れていることが証明されたそうです。一般住宅でこの耐震力を持たせるためにはかなりのコストアップを余儀なくされることを考えれば、コストパフォーマンス的にもログハウスを選択する価値があります。

更にログハウスの耐火性にも触れておきたいと思います。木は燃えやすいと誰もが思っているでしょうが、太い木材は逆に燃えにくいのです。木は燃えると表面に炭素の層ができ、酸素の供給を遮断するため、燃焼が内部まで及ぶ前に消えてしまうことが多いのです。火災現場に行くと、家は全焼していても柱と梁が残っているのを見たことがありませんか。万が一、火災になっても類焼を極力おさえてくれるのです。

ログハウスは寒い

今までログハウスのメリットばかり話をしてきましたが、当然デメリットもあります。ログハウスの宣伝で木は調湿機能があり、部屋の湿度を快適に保ち、コンクリートの約7倍といわれる断熱性能は夏涼しく、冬暖かい空間をつくるとか書いてあります。でも実際にログハウスに住んでいる人からよく聞く話は冬が寒いということです。そうすると宣伝文句と少し違います。どちらが正しいでしょうか?前記したように隙間が多く通気性がいいわけですから、いくら木の断熱性能がよくても寒くならざるを得ない状況です。冬暖かくするにはこの隙間をコーキングなどを施してなくさないといけません。しかしこれをやってしまうとせっかくの通気性が悪くなります。ですからログハウスの冬は寒いということで覚悟を決めるしかありません。その上で薪ストーブとかの対策を講じればと思います。

ログハウスのまとめ

ログハウスはシックハウスの心配がなく、地震に強い家です。それに加えて100年以上住める家としてのコストパフォーマンスのよさが決める根拠になりました。ログハウスには究極の自然住宅としての価値があると思います。

参考:BESS、ログハウスマガジン

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