ログハウスのハンドカットはログ材の王道ウエスタンレッドシーダーで

家づくりはいろいろなことを決めないといけません。建築士が全て得意なわけではありません。お任せになっていると、後でこうすればよかったと後悔することにもなりかねません。決定は自分でするしかありませんが、一生に一度のことで失敗は許されません。私が数年かけて検討した事項をまとめてみました。ハンドカットログハウスのログ材はどれにするか。いろいろあると思います。


ログ材の種類

ログ材は一般に平均末口径30cm以上の丸太です。樹種は輸入材では北米産のウエスタンレッドシーダーや北欧産のパインなどが、国産ではスギやヒノキが主流です。輸入材のウエスタンレッドシーダーは耐久性に秀でた木材で、耐朽性、耐水性にも優れ、独特の甘い芳香があり、防虫効果も期待できます。人気が高く、最高級材と言われています。パインは白く目のつんだ木肌が特徴。明るくさわやかな印象を作り出します。材質はやわらかく、乾燥しやすいとともに加工がしやすい材です。安価で人気があります。国産材のスギは日本を代表する建築材として多く使われています。軽軟だが比較的狂いが少なく加工しやすい。国産材の中では、一番多くログハウスに使用されています。ヒノキは日本が世界に誇る名木。独特の光沢と香り、耐久性、耐水性、加工性など、どれをとっても申し分ありません。価格的には高価で実際ログハウスにはあまり使われていません。これらのログ材の中でどれを選ぶか、結論から言えばウェスタンレッドシダーです。

ログ材にウェスタンレッドシーダーを選ぶ理由

ウエスタンレッドシーダーが最も実績があり、ログハウスに最も向いていると思います。北米で1年以上天然乾燥させたものを輸入します。価格的には現在は需要が増えたためにかなり高くなっていると聞きます。また安価で作りたいとなれば、輸入材ではパイン、国産材ではスギとなります。九州ではスギが多いとも聞かれます。ヒノキは価格的には高いですがログ材としては申し分ないと思います。ただ高いがゆえなのか実績が少ないです。このことはシックハウス的に大丈夫かなと正直不安があります。全面ヒノキで覆われた家となると、ヒノキオールが強すぎないか、そのためにアレルギーを起こす可能性がないとも言えません。ウエスタンレッドシーダーはたくさんの実績があり、アレルギーがよくなったという声も聞きます。そんなことで多少高くてもウェスタンレッドシダーが最も無難と思っています。

ログ材の輸入で注意すること

輸入材で注意しないといけない話があります。輸入材は遠く船で何日もかけて運んできます。そうすると虫に食われないようにあるいは腐らないように薬剤注入されているものがあるということです。このことはログハウス業者と契約する前に現地に確認してもらっておくことが絶対必要です。せっかく究極の自然住宅と思ってログハウスに決めたのに、ログ材に化学物質が注入されていたなんてことはあってはならないことです。

ログ材のまとめ

ログハウスのログ材には一番実績があり、耐久性、耐朽性、耐水性に優れたウエスタンレッドシーダーが最適です。現在少し高くなっているようですが、うまく手に入れてくれるログハウス業者を選定できればと思います。ただ輸入時の薬剤注入には注意してください。

参考:BESS、ログハウスマガジン

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