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熱中症を防ぐには、高温が未体験ゾーンだという危機感と気象庁の高温注意情報の警報化!

京都の夏を彩る祇園祭の行事の一つで、7月24日に行われる予定だった花傘巡行が中止になりました。主催団体によれば、猛暑が続き熱中症が懸念されることから中止を決めたということでした。祇園祭では、山鉾巡行のあとの花傘巡行が中心的な行事の一つになっていて、およそ1000人の行列が京都中心部を練り歩きます。花傘巡行には300人近い子供やお年寄り、それに着物姿の女性なども数多く参加するとのことでした。このニュースを聞いたとき、本当によかったと思いました。多くの観光客が訪れ、みんな楽しみにしていた催しです。中止することは苦汁の決断だったと思います。祇園祭花傘連合会には敬意を表したいと思います。

熱中症

Medical Noteを簡単に抜き出すと、熱中症は体温が上って体温調節機能のバランスが崩れ、体内に熱が溜まってしまうことです。体温が上がった場合に、適度な体温を維持するために、汗をかいたり皮膚温度を上昇させたりして熱を対外へと放出します。この機能が損なわれることで熱中症が発生します。熱中症は夏の暑さや炎天下で具合が悪くなったりするだけでなく、部屋の中に居ても発症する恐れがあります。



熱中症の症状で、呼びかけに反応しないなどの意識障害がみられる場合には重症である可能性が高いため、速やかに治療が必要になります。熱中症への対応は、体の熱がこもりにくい環境に避難したうえで、水分や電解質、糖分を摂取することです。また冷却の方法としては、ぬるま湯を皮膚に吹きかけて扇風機で送風する方法がいいようです。冷たい水だと毛細血管が収縮して血流が減少するため、効率が落ちるとのことです。

熱中症で考えたいこと

先ごろ愛知県豊田市の小学校で校外学習に出た児童が熱中症で亡くなりました。全く痛ましい事故です。その小学校の校長先生は全くの判断ミスと責任を痛感されていましたが、まさにその通りです。気象庁から高温注意情報が出されているにもかかわらず、校外学習に行ったことに問題があるのは明白でした。

家の近くでもこの暑い中、小学校低学年の子がソフトボールの練習に行くのか、正午すぎにユニフォームを着て歩いているのを見ました。そのときこの子が熱中症にならなければいいのだがと知らない子でしたが心配になりました。指導するお父さん達は昔から炎天下でも練習をやってきた経験があります。それに大会がせまっていて練習をしないと勝てません。そんなことで指示された小さな子供達は疑問も持たずに練習に行くのです。その結果、悲惨な事故が全国各地で起こるのです。熱中症対策として、こまめに日影で休みを取らせながら、水分補給も十分させながら練習をやらせていることでしょう。しかしこの状況ではどこかで事故が発生してしまうのです。

まず最近の夏の高温はたまたまの話ではないと認識しないといけません。今日のNHKの日曜討論でも専門家の方々が地球温暖化で高温は異常気象でもなく、続いていくし更にひどくなると言っていました。現在は昔のような気象ではないのです。地球温暖化が着々と進み、夏の高温はどんどんひどくなります。それを昔は炎天下でも練習させられてきた。だから子供達にもやらせてもいいと思っています。しかし昔の気温は30度を超えても32~33度でした。今は37~39度、ひどいところは40度です。明らかに気象が昔と変わったのです。それを大人は認識する必要があります。全くの未体験ゾーンなのです。そのためにかわいそうな子供の事故が絶えないのです。

気象庁の高温注意情報は今のレベルであれば警報にしてもいいと思います。この警報が出たときには、当然子供達の部活動の練習を中止する。大会についても中止するという規定を新たに入れてもいいと思います。高校野球も同じです。このような影響力のある大会がそれを実行すれば、他のスポーツも中止という選択をする数が増えるはずです。大会関係者にはぜひ勇気をもってやってもらいたいと思います。加えて行政もこういう時の中止を勧告するくらいの動きもあってしかるべき状況です。気象庁の注意情報レベルではもう事故は防げないところまで来ています。

熱中症のまとめ

熱中症を防ぐには、現在続いている高温が全くの未体験ゾーンで、今までのようにしていてはだめだという危機感を持つことです。また気象庁の高温注意情報も参考程度なので、警報にして何らかの強制力のある動きができるようにするべきです。

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