まずは子供の抱えている問題は何か、不安は何かを知ることが大事だと思います。それには子供の感情を深く観察して見抜かないといけません。上辺だけで子供を理解したり、受け入れても何の意味もありません。人は感情の生き物です。理性で動く前に感情ですべてを判断して私たちは行動しています。子供も同じで、理屈であなたに反発していてもその裏に感情が隠されています。子供の隠された感情を見つけて、それに共感する必要があります。何よりもその感情を捉えることが必要だと思います。
子供の感情に共感する
「感情」は生体的な反応で、動物的、本能的、生理的です。自分で制御することは難しいものです。感情はすごく人間的なものです。「気持ち」は脳で作り上げているものです。本人主体、本人主導での感情であったり、理性や理屈が働いたり、考えが含まれたりします。「想い」「こころ」と近いです。気持ちは「こうしたい」という願望が強いです。例えば子供が「勉強をしないといけない」と言ったとします。これは子供が考えている気持ちです。親が見て、子供が明るくそれを言っていれば、勉強に対する感情はいいものだとわかります。しかし子供がいやな顔をしながら言っていたらどうでしょう。その子供は本当は勉強がきらいだけれどやらないといけないのでしょうがないと思っていることがわかります。この子供の勉強がきらいという感情に共感することです。子供が勉強しないといけないという気持ちに共感しても逆にプレッシャーをかけるだけです。このように気持ちではなく、感情を見抜くことが必要です。どうしても勉強しないといけないという気持ちの面に共感して、塾にいかせようと誘ったりするわけですが、感情的にきらいなわけですからうまくいきません。まずはきらいということに共感することから始めることです。また人と関わるのが苦手な子の場合に、昔に人間関係で辛い思いをしていることがあります。そんな子の感情には人に対する恐怖心があると思います。まずその恐怖をどう取り除いてやるかが親としては大事だと思います。今言えることはできるだけその子の味方になってもらえそうな人を見つけて、できるだけ多く接しさせることしかないように思います。まずは親としてそんなきっかけづくりを地道に作ってやる他ないかなと思っています。
子供の欲を見つける
子供が将来のことに思いをめぐらす時に、親としてどう向かい合ったらいいのでしょうか。親が正論を言ったところで、子供の本心や不安を理解していなければ、反発されるのは目に見えています。親の子供に対する姿勢がその子の将来を左右してしまうのです。ですから本当に真剣に対処していかないといけないと思うわけです。子供の感情に共感し、次に大事なことは子供が何を求めているか(得たい欲)を理解する事です。子供はいろいろな刺激を求めています。それが受験だったり、友達、スポーツあるいはゲームであったりします。例えば高校生は「大学進学」が1つの目標だと思います。それが良いとか悪いとかではありません。子供が求めている事だと思います。そうだとしたら、その欲に合わせた声掛けする必要があります。でも決して「非難」したり「急がせ」たりしない事です。子供はすでに焦っていたり、もう諦めていたりしていますから、追い打ちを掛けるようにあなたが責めても意味が無いです。全く勉強が進んでいなくても、どこの学校へ行くにせよ、「ゼロからやり直したらいいから。私も今までに、●●で落ち込んでゼロからやり直したことあるの。」と共感してあげることが大事だと思います。
子供の感情と欲のまとめ
子供の感情を深く観察して見抜かないといけません。感情は生体的な反応で、自分で制御できない人間的なものです。子供の隠された感情を見つけて、それに共感する必要があります。次に大事なことは子供が何を求めているか(得たい欲)を理解し、それにそって声掛けすることです。
*この記事はいろいろな情報を検討し、あくまで主観で書いていますことをご了解願います。
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