子育て

子供への共感で安心感を与え、孤独感を埋めてアイ(I)メッセージ

子供に対する共感が大事という話をしてきましたが、なぜ共感が必要なのでしょうか。子供への共感は気持ちを受け止めてもらえた安心感を与え、まさに孤独感を埋めるからです。一人じゃないよ。あなたをわかっている人が世界中で少なくとも一人はいるよ。それが子供の孤独感をやわらげ、次のステップへの前向きの行動が生まれると思います。ですから何はともあれ共感してあげることが必要だと思うわけです。一人じゃないよ、私はいつもあなたの味方だよ安心していいよという気持ちを伝えることが大事だと思います。


子供に共感することの大切さ

子供と良好な親子関係を築くには、子供の気持ちに寄り添い、共感することが大切です。なぜなら、たとえば、子供が「買って~」とダダをこねたとき、「買って、買って~」と泣き叫ぶ子供に、「ダメ」「泣かないの」「買わないって言ったでしょ」「ガマンしなさい」「もう一緒に買い物に来ないからね」と叱っても、状況が良くなることはあまりありません。こんなときは「○○ちゃんはこれが買いたいのね」と子供の気持ちに共感すると、ママに気持ちを受け止めてもらえたので子供は安心して心が落ち着いてきます。この安心感がイヤイヤを解消し、次のやる気へとつながっていくのです。共感には、次のようなメリットがあります。一つ目は子供の高ぶった感情を落ち着かせます。二つ目は親に否定されないので子供の心が安定します。そして三つ目は子供に自信がつき、自己肯定感が高まります。

ただ、親も感情を持ったひとりの人間です。いつも子供に共感できるわけではありません。共感が大切とはわかっていても、なかなかできないこともあります。イライラしたり、体調が悪い、忙しいときなど、親自身に子供の気持ちに寄り添ってあげる余裕がないときです。共感するのが難しいときは、無理に言葉にして共感しなくても大丈夫です。言葉以外にも共感を表現できる方法があります。それは「あいづち」と「スキンシップ」です。子供に共感したくても、「よい言葉が見つからない」「かける言葉がわからない」というときがあります。慣れるまでは、なかなかすっと言葉が出てこないのです。ですから「うんうん」「そうだね」とあいづちを打ったり、「頭をなでる」「背中をさする」「ハグをする」などのスキンシップで子供に共感してあげるだけでも子供は落ち着きます。あいづちやスキンシップなら、言葉で表現するよりも気負わずにできると思います。言葉を見つけるコツは自分だったらこんなときどんな言葉をかけてほしいか考えてみることです。子どもに「うん、そうだよ」と返事をしてもらえるような言葉を考えてみることです。子どもが泣いてくやしそうな様子を見せているときに、「うん、そうだよ」と返事をしてくれる言葉はなにかを考えてみます。それはやはり「くやしかったね」だと思います。「Yes」と返事をしてくれるような言葉をかけるのがコツです。

子供にアイ(I)メッセージ

子供に共感しても、まだその行動をし続ける場合は、困っているママの気持ちを伝えます。「○○(理由)だから、△△(気持ち)なの」というように、困っている「理由」と「ママの気持ち」を言葉にします。ここで立ち止まっちゃうとお家に帰れなくなるから(理由)、ママ困っちゃうな(気持ち)。すると、子供は「あ、ママが困っている。ボクはどうすればいいだろう」と考え始め、困った行動をやめてくれます。これがアイ(I)メッセージというやつです。子供を叱ったり、褒めたりするのはユー(YOU)メッセージです。叱るよりは褒めた方がいいとは思いますが、褒め方がしらじらしかったり、逆に褒められるために行動する子供になる危険性もあります。

子供に親の要求や要望を伝える方法は、2つあります。ユー(You)メッセージと、アイ(I)メッセージです。「静かにしなさい」この指示は、ユー(YOU)メッセージになっています。主語が抜けているのでわかりにくいかもしれませんが、主語と述語で明確に言うと次のような命令形になっています。ユー(YOU)メッセージは、叱られているように伝わってしまいます。子供は叱られることが嫌いです。叱られると、口ごたえしたくなります。「いやだ」と怒ったり、ブスとして黙り込んだりします。黙り込んでもわかったからではありません。子供を納得して動かすには、基本的にアイ(I)メッセージを使うことをおすすめです。「静かにしてくれると、ママはうれしいんだけど」と言えば、子供は静かにすればママがうれしいとわかるので静かになります。「私(アイ)」を主語にして、メッセージを伝えるから、アイ(I)メッセージです。ユー(YOU)メッセージのように命令口調ではなく、あくまで自分の気持ちや感情を述べているに過ぎません。子供を責めることもありません。子供にしてみれば、叱られているわけではないので、選択権が残されています。そのまま、騒いでいてもいいし、静かにしてもいい、子供しだいです。でも多くの子供は叱られたわけではないのに、静かにしようという気になります。

子供への共感とアイ(I)メッセージまとめ

子供への共感は気持ちを受け止めてもらえた安心感を与え、まさに孤独感を埋めることができます。言葉以外にも共感を表現できる方法は「あいづち」と「スキンシップ」です。子供を納得して動かすには、基本的にアイ(I)メッセージを使うことをおすすめです。

*この記事はいろいろな情報を検討し、あくまで主観で書いていますことをご了解願います。

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