ワンピース ONE PIECE 第１巻 ルフィの精神的支柱は何？

子供に促されるままにワンピース ONE PIECEを読み始めました。子供はコミック全巻持っており、繰り返し繰り返し読んでいます。既に10回以上は読んでいると思います。ですからいつも次の新刊発売を首を長くして待っています。ちなみに妻も読んでいます。ワンピース ONE PIECEの何がそんなに面白いのかなとも思いつつ、とうとう読み始めました。

なぜここまでワンピース ONE PIECEが支持されるのかについて、目標が明確であることと聞いたことがあります。この世の全てを手に入れた者の称号である海賊王になる。つまりそれは富と名声と力の「ひとつなぎの大秘宝」のワンピースを目指す。これがこの物語の最終的な目標です。このような単純であるけれど、明確で大きな目標、夢を追って主人公達が活躍する躍動感に魅了されてしまうのではないでしょうか。

ワンピース ONE PIECE 第１巻 冒険の夜明け

主人公のルフィがまだ子供のころの話。海賊になりたくて、ちょうど寄港していた海賊頭赤髪のシャンクスに頼みますが、体よくあしらわれます。物語の最初に登場したルフィとシャンクス。この器の大きい2人を通して物語は組み立てられていくように思えます。そしてシャンクスが自分の腕一本失くしてでもルフィを助けたことからわかるように、この物語では友人の大切さということが精神的支柱になって、人間関係が展開されていくようです。加えて副船長と酒場の店主マキノもそれなりの人物のようです。山賊棟梁ヒグマの将来は見えません。



次に現れたのは女海賊金棒のアルビダと海賊船雑用係のコビーです。アルビダはそれなりの海賊です。しかし注目はこのコビーでしょうか。夢は海軍に入って悪人をやっつけること。海賊は一応悪人ですから、将来のルフィとコビーの関係がどうなるか楽しみです。

そしてとうとう一人目の仲間、海賊狩りのゾロこと、ロロノア・ゾロの登場です。大剣豪になることが夢の剣の使い手です。海軍大佐斧手のモーガンから彼を救うことによって仲間に引き入れます。しかしすぐに仲間にすることを決めたわけではありません。ルフィなりに彼が信頼できる人物かを見極めています。ゾロの子供に接する優しさを感じ取り、仲間にすることを決めています。この人としての優しさを持っているかどうかが仲間にするかしないかの判断基準のようです。最後は第２巻につづく海賊専門の泥棒ナミの登場です。

そしてこの漫画の人気の秘密の３つ目がおとぼけギャグです。このギャグが至る所に出てきます。これが笑えるわけです。夢と友人愛で貫かれたストーリー展開にコミカルな要素も併せ持たせています。そんなすばらしい作品を読み進めて行きたいと思います。

ワンピースまとめ

ワンピース ONE PIECE 第１巻は主人公ルフィ、赤髪のシャンクス、海賊狩りのゾロが登場します。人気の秘密は、海賊王になるという夢が明確であること、友人の大切さということが精神的支柱になっていること、おとぼけギャグが至る所に出てくる面白さの３つではないでしょうか。