庭に植えたビワの木がとうとう近所迷惑になりました。植えたのは10年前くらいになります。既に木の太さは直径15cmくらいになっています。問題はビワの葉が隣の駐車場まで伸びて、駐車中の車に触ったり、枯葉を落としたりしました。またビワの果実をカラスが他の場所で食べて、その種でビワの木が生えてくるという事態です。一番問題なのはとうとう根が隣の家に侵入してしまったことです。さてどうしようかという問題です。
ビワの木の植樹
子供が小さいころ家族3人で植えました。ですからこのビワの木には家族の愛情が注がれています。父親が肝臓がんで亡くなる少し前に、病院にビワの葉を持って行って、父親の肝臓あたりにペタペタ貼ってよくなるのを願いました。昔からビワには薬効があると聞いていますし、大きく育ったビワの木の葉でいろいろな薬効に使いたという思いもありました。またビワの木には問題ある部分、例えば種には発癌性があるとかも言われていて、なかなか難しいところもあります。しかし役に立つ使い方だけ行う分にはいいのかなと思っています。
ビワの木の悪いうわさ
「ビワの木を庭に植えると病人が絶えない」といううわさはなぜでしょうか。このうわさの諸説があるようですが、主に多いのが次のような根拠です。
- ビワの葉は薬草なので病人が取りに来て病気が感染する。
- ビワは成長が早く根がすごく伸びて、家の土台を壊す。
- ビワはよく茂るので日光を隠してしまい、家に湿気がこもりやすくなって病気になる。
こんなところでしょうか。2はビワに限ったことではありません。3は切ればすむ話です。となると1が一番可能性が高そうです。しかし今は他人の家に無断に葉を取りに来る人はいません。ですからこのうわさも今はあまり考える必要はなさそうです。
ビワの木を救いたい
できれば移植して迷惑のかからない場所に持っていきたいと思いますが、既に3mくらいの高さになっています。調べて見ると移植には重機なども使うとなると20万円近くかかるようです。家族で相談した結果、切ることもやむなしという結論になりました。しかし切ることを覚悟した以上、助ける道を大胆に行うこともできるわけです。対策事項の計画を立て、少しずつやって行こうと思います。
まずできるだけ剪定を行います。枝が伸びている先30cm~50cmの位置までが根圏になるようです。ですから駐車場はもちろん隣の家の方に伸びている枝を片っ端から切らないといけません。そして全体的に強剪定します。問題は隣の家まで侵入してしまった根をどうするかですが、断根するしかありません。スコップや鋤で表層20cm~30cm部分を掘って、そこに伸びてきている根を切ります。切られた根はそこから分根し、放射状に根を伸ばすようなので、そのあたりををイメージして、少し離した位置で処理します。以上、とりあえずやることは決まりましたので実行して、問題があればそのたびに計画修正しながら進めるつもりです。
ビワの木のまとめ
ビワの木がとうとう近所迷惑になってしまいました。駐車場へ枝が出たり、カラスによる果実の食い散らし、極めつけは隣の家に根が侵入したことでした。ビワの木を移植するか、切るか迷いました。駐車場と隣の家方向の枝の伐採と強剪定、そして隣の家方向の断根を計画しました。
庭のビワの木 他の記事