耐震シェルターであれば、安心安全な家づくりが安価でできます!

実家に引っ越す場合、本屋に住むか、新しく建てるか迷うところです。本屋は昔ながらの伝統式工法の日本家屋で耐震規制前の建物です。一度市に頼んだ耐震診断をしてらいましたが、全く話にならない数値でした。結果はわかっていたのですが、どのくらいかを知りたくてお願いしました。

耐震シェルターへの関心

耐震補強に費用がどのくらいかかるかを建築士に聞いたところ3千万円超でした。田の字の伝統式工法の耐震修理は至るところに筋交いを入れ、壁を四方八方に入れるものです。せっかくの昔ながらの風通しのよい家が密閉された家になってしまいます。そもそも伝統式工法の日本家屋は免振の考え方であり、家の柱が基礎の台座にのっています。今の壁で支える耐震診断では悪くても、免振で乗り切れる可能性もあります。そうは言ってもそこに住むとなると不安です。やはり安全に対する確固たるものがないととても住めません。ということから新しい家を建てるしかないという結論になるわけです。



しかし予算の面とかもあるわけで、できれば現在ある本屋を有効活用したい。2つも家があると、水道光熱費や修繕、日常の掃除などの手間が単純に2倍になります。そんなことならいっそのこと本屋は壊そうとなるのかと言えば、壊すだけの勇気もない。何とか本屋であまり費用もかけずに耐震性を確保したいと思うと、シェルターというものはたどり着きました。

耐震シェルターとは

耐震シェルターには2種類あります。ベッドシェルターと部屋シェルターです。身が守れればいいだけと考えれば、ベッドシェルターの選択もあるかもしれませんが、生活空間としての安全地帯を求めようとするとやはり部屋シェルターかなとなります。でも全ての部屋をシェルター化するのではなく、寝室と子供部屋だけにすれば、費用も安く上げられます。実際地震発生の時に、寝ているときは逃げきれない可能性がありますし、家の中で絶対的に安全な場所があれば、そこへ逃げればいいという安心感が得られます。そんなことで家を建てる代替案として耐震シェルターの検討を始めました。しかし普及もあまりしていないので、これといったものがないのも現状です。もしやるとなればかなり研究しないとまずいかなと思っています。

シェルターのメリットとデメリットは何でしょうか。メリットはまず何と言っても費用が比較的抑えられ、公的補助も受けられる可能性があるということでしょうか。また工事期間が短く引っ越す必要もありません。更に土砂災害時や地盤液状化の際も守ってくれるタイプもあります。デメリットは家全体ではないので、特定の場所に対してとなるので効果が限定的になります。風通しが悪くなったり、もともとある窓が使えなくなることもあります。人によっては圧迫感、閉塞感を感じる場合もあります。

耐震シェルターの種類

耐震シェルターをインターネットでいろいろ調べていますが、次の3つを選びました。ただ情報については確認ください。

  • 有限会社宮田鉄工耐震シェルター「剛健」:今の家を工事することなく木造住宅の1階に設置できます。シングルベッド2台置いても十分な広さがあり、四方に出入口があるため、採光性も高いです。資材は木造軸組工法の強い組付けと、接合部に耐震金物を使用しています。面倒な引っ越しが不要で、短時間作業が可能です。設置費用込みで38万円(税別)からあり、とても低価格です。
  • 有限会社ヤマニヤマショウ耐震シェルター「レスキュールーム」:床下の基礎を鉄筋コンクリート構造に形成し、頑丈な土台作って、部屋の6面(床・壁・天井)を鉄骨で補強しています。既存の柱と鉄骨を免振接続金物で固定して、側面には鉄の筋交いが入っています。既存住宅に組み込め、引っ越し不要で住んでいるまま工事可能で、工期も7~10日間です。6帖で165万円(税抜)となっています。
  • 株式会社江口・グループ「耐震ルームシェルター」:建て替えなしで、既存住宅に鉄骨を組み込み補強します。引っ越し不要で、住んでいるまま工事可能で、工期は約15日間。6帖で126万円(税抜)となっています。

実家が伝統式工法の日本家屋でかなり重量があるため、木造シェルターでは無理かなと思っています。そうすると鉄骨に絞られます。柱だけで壁がないため、レスキュールームだと筋交いや壁があり、昔ながらの風通しのよさが失われます。従って候補としては「耐震ルームシェルター」ですが、ハザードマップで間違いなく液状化する地域のため、液状化に耐えうるかどうかが少し心配です。こうやって検討をしていますが、これだけ騒がれている耐震問題で耐震シュルターの開発業者が小さい会社ばかりで、なぜ大手がやってないのか不思議です。耐震については家の補強が中心で、一足飛びにシェルターまで考える人が少ないのかなと思います。

耐震シェルターのまとめ

耐震シェルターがあれば、安心安全な家づくりが安価にできます。既存住宅の耐震補強には多額のお金がかかります。耐震シェルターであれば、費用を抑えて安心安全な場所を家の中に確保できます。耐震シェルターはいろいろ出ていますが、耐震ルームシェルターが第一候補です。

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