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テレビドラマ「ハゲタカ」①!面白い、もう一度見たい!

2018年夏のテレビドラマで、とても面白くて繰り返し見たくなるようなテレビドラマを選びました。テレビ朝日の木曜夜9時からの「ハゲタカ」です。累計240万部突破の真山仁氏の傑作小説の連続ドラマ化です。伝説の企業買収者が次々と買収を仕掛け、鮮やかに勝利していく様を描いています。2018年夏の視聴率ランキングでも上位に来ています。

テレビドラマ「ハゲタカ」バルクセール

主人公の外資系投資ファンドを率いる買収者鷲津政彦(綾野剛)が銀行のバルクセールを手掛けるところから始まります。バルクセールとは金融機関が不良債権を第三者に一括で売り渡すことです。このバルクセールで鷲津は銀行の弱みにつけこみ、有利な条件で買い取って莫大な利益を得ます。銀行にとってもいわゆる損切であるため、多額の損失を負ってでも整理できるのであれば身ぎれいにしたいわけです。あいかわらず銀行というのはご都合主義というか、自分達で解決しようとしません。1件ずつ売りさばいたり、再生のための努力をしません。自分達の仕事とは思っていないですし、その能力もないわけです。まして自分達の不祥事も含んだバルクセールで、なくなれば責任回避できて助かります。



現代はネット社会の発達で銀行の存在意義がなくなりつつあります。今まで怠ってきた企業や個人との共生に基づくビジネスモデルこそ、これからの銀行の生き残る道であり、増えるであろう余剰人員を再教育して振り向けるべきと思います。しかし銀行はビジネスモデルへの転換もはかろうともしないで、余剰人員はリストラして、安易なマネーゲームへの道へ入って行こうとしています。このままではアメリカや中国資本に遠からず取って変わられるでしょう。

テレビドラマ「ハゲタカ」同族企業

もう一つの主題が同族企業です。放漫経営により危機に瀕したベッドメーカーと老ホテルです。ベッドメーカーは跡継ぎの娘が自分の会社のベッドにも寝ないような、愛着心のない経営が破綻を招きました。鷲津はキーとなるベッド職人を抑えて勝ちました。企業にとって何が大事かを的確に見通すことを教えられました。

老ホテルの買収では、このドラマのヒロインにあたるような女性が登場し、ドラマの最後まで山あり谷ありで展開していきます。ここも同じようにオーナーの放漫経営で危機に瀕しており、鷲津が彼女に言い放った言葉「覚悟を見せろ」が印象に残ります。その覚悟とは企業経営は肉親までも経済原理にそって判断しないといけないということでした。とかく企業承継で器ではない子供を跡継ぎにするケースが多いです。親からすればそれが親ごごろであり、自分が苦労しようとするモチベーションにもなります。しかしそれはやはり間違いでしょう。企業に力のない社長を据えることほど経済原理に反することはないのです。オーナー社長の引き際は会社ごと売却するか、資本家として残り、子供には資産継承していく道であるべきと思います。しかし正直これもその子供にとっていいかと言えば、決してよくはないのかもしれません。この答えは今後の課題として、少なくとも今言えることは、会社ごと子供に譲るべきではないということでしょうか。その子供がその会社を背負っていけるかどうか見極める。親の目からではなく、客観的な方法で見極めることが必要でしょう。

テレビドラマ「ハゲタカ」まとめ

テレビドラマ「ハゲタカ」!面白くて、もう一度見たい!正義の企業買収劇です。最初のバルクセールでは銀行というものの現代におけるビジネスの終焉を物語ります。同族企業の放漫経営には企業にとっての大事なものとは何か、経済原理を反映する難しさが見えてきます。

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