最近子供の任天堂スイッチのゲームにはまりました。それは大人気のゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドです。今まではスマホのアプリゲームの城とドラゴンを家族３人でやっていました。子供に勧められたことがきっかけでした。子供はＷＩ-Ｕ、ＤＳそしてスイッチといろいろなゲームをやっていましたが、親としてはただ眺めているだけでした。しかし昨年子供がスイッチのゼルダの伝説の無双を買ってやっていましたが、ブレス オブ ザ ワイルドも買いたいと言い出しました。そこで自分も少し興味があったので買って、２人でやることにしました。もともとスマホのアプリゲームはおもしろさもあるのですが、老化防止や認知症予防にいいのではという気持ちでやっていました。ここは一歩進めて反射神経と指の動きを必要とするスイッチのアクションゲームをやると老化防止や認知症予防に更にいいのではという思いもありました。実際に買って子供に教えてもらいながらゼルダの伝説のブレス オブ ザ ワイルドを始めてみると、とてもおもしろくてはまってしまったわけです。ただ正直自分一人で最初から始めるとなると結構きつかったと思います。子供がいろいろ教えてくれるので、ゲームも進んでおもしろさを早く享受できたことも大きかったと思います。ですから老化防止や認知症予防でゲームを始めるときには子供や孫に聞きながら進めた方が無理なく楽しめるような気がします。そこでゲームが本当に老化防止や認知症予防に効果があるかどうか調べてみました。
認知症予防とゲーム
認知機能を維持するために大切と言われるのが、脳の前方にある前頭前野です。前頭前野は記憶する、考える、物事を判断する、アイデアを出す、応用する、感情をコントロールするといった重要な機能を担っております。この部位が衰えると物忘れが増える、考えることができなくなる、感情の抑制がきかなくなるといった症状が出始め、日常生活に支障をきたすようになります。この前頭前野の機能を維持するには指を動かしながら考える、目で物の動きを追いながら考えるといった作業が有効であり、スマホアプリやタブレットでのゲームは適した手段のひとつと考えられています。若年層がテレビゲームをプレイすると脳の海馬の灰白質が増えるという研究結果はすでに証明されているようです。海馬の灰白質は記憶能力を促進する重要な神経組織です。アルツハイマー病のような認知障害に類する病気に関しては、この灰白質の喪失との関係が指摘されています。近年特にアクションゲーム（襲いかかってくるゾンビやエイリアン、モンスターなどと闘うゲームが典型例）には脳の働きを高める効果があることがわかってきたようです。アクションゲームの効果を示す証拠は脳画像からも得られているようです。アクションゲームをよくする人はしない人に比べて、注意力の維持を司る背外側前頭前皮質や、異なる標的の間で焦点を切り替える頭頂皮質、自分自身の行動を監視する帯状皮質などの脳領域が活性化していたそうです。
スイスのジュネーブ大学などの研究グループが行った実験は有名です。被験者としてビデオゲームをめったにしない人を集め、認知能力の事前テストを行った後、無作為に２つのグループに分ける。一方のグループはアクションゲームを、対照グループはソーシャルゲーム（プレーヤー間の交流を必要とするゲーム）などアクションゲーム以外のゲームをしてもらう。両グループは数週間にわたって１日１時間、週５日間ゲームをプレイする。このトレーニングの数日後に最初と同じ心理テストをすると、アクションゲームで鍛えたグループの方が対照グループよりも認知力の向上が常に大きくなったという話です。またアメリカの研究にて認知症予防に対する効果が実証されたのはアクションゲームなどの処理速度を鍛えるゲームです。画面の中心に現れる物体がどういうものか識別する。視野に入る複数の物体の中から、あらかじめ決められたターゲットだけを見つけ出す。このような視覚的な注意力と的確な反応の速度と精度が向上するように設計されたゲームが認知症予防に有効と考えられています。処理速度を鍛えるゲームを何度も繰り返すうちに見分けにくいターゲットを早く識別できるようになります。
認知症予防とゲームまとめ
任天堂スイッチのゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドを子供に教えてもらいながら始めました。とても完成度が高く、謎解きやアクションが網羅されていて感心しています。特に高齢者の方に認知症予防のためにスイッチを買ってゲームやって欲しいと思います。
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