ダイニングテーブルは無垢でオイル塗装で幕板不要、椅子の座面奥行は

ダイニングテーブルの検討を始めてから、ダイニング・リビングが狭いという事情からサイズは最低限4人座りが可能な幅120cm、奥行き80cm、高さは72cmとしました。材質は天然の北米アルダー材です。主張しすぎない、綺麗で味わい深い木目が特徴です。肌触りも良くナチュラルで優しい印象を与えてくれる素材です。色合いは日本のお部屋にもよく合う、深みのあるやや赤みがかったナチュラルなタイプです。仕上げは木目が美しく見えるオイル塗装です。ウレタン塗装とは違い、触った時に木の質感が楽しめるのが特徴です。また細々とした小物の収納に便利な引出しが1杯あります。その関係で幕板もあります。今となっては遅いのですが、購入するときに引き出しや幕板があることを気にしませんでしたが、座ったときに座面との空間が狭くなり、少し窮屈で足も組めないなと後悔しています。しかし今回のダイニングテーブルの購入目的が座卓のあぐら座りでの猫背の解消ですので、食事時に背筋を伸ばしてよい姿勢で食べる面では問題はないかなとは思っています。



 

ダイニングテーブルの椅子の座面の奥行き

ダイニングテーブルが決まって、次は椅子です。椅子の注意するサイズのポイントは座面の高さ、横幅です。座面の高さはダイニングテーブルの天板(あるいは幕板)との間隔が27cm~30cmです。しかし前述しましたようにダイニングテーブルの引き出しと幕板がついていて、そこまでの高さは63cmしかありません。ですから差尺27cmを確保しようと思うと椅子の座面の高さは36cmになってしまいます。椅子の標準的な座面の高さ42cm前後を確保すると、どうしても座ったときに足が窮屈にならざるを得ません。足を組むことはとても無理ですが致し方ありません。足の窮屈さをなくすためにダイニングテーブルに引き出しや幕板は不要だと思います。そして椅子の横幅はダイニングテーブルに椅子を並べたときに空いた空間が20~30cmになるようなサイズにするべきです。前述したダイニングテーブルの脚間は106cmです。ですから椅子以外の空間が20cmになるような椅子の横幅は2脚並べるので43cmです。とりあえず座面の高さと横幅をどうすべきかはわかったのでいろいろ椅子を見に行きました。しかし実際に座ってみると背筋を伸ばしていい姿勢をとろうとすると何か違和感を感じました。それが何かは初めはわからなかったのですが、ハッと気がつきました。それは椅子の座面の奥行が長すぎるということでした。

椅子を選ぶときに意外と忘れられがちなのが椅子の座面の奥行きです。椅子の座面の奥行き、これが実はとても大切です。市販の椅子の多くは座面の奥行きが450~470mm程度に設定されています。実は座位での座位臀・膝窩距離(臀部後縁から座位前縁までの水平直線距離)の平均値は43cm~45cm程度です。座面の奥行きが深すぎる椅子が多いようです。座面の奥行きが大きすぎると、背中が寝た姿勢になってしまいます。立ち上がりの際には重心を前にもっていくのが難しく、自分で椅子から立ち上がることが困難になってしまいます。食事の際には適切な前傾姿勢をとることができないため、飲み込みを失敗したり(誤嚥)、食べこぼしのためにエプロンが必要になってしまったりします。そのため背中にクッションを入れるなどして姿勢を整える工夫を行っていますが、やはり椅子のサイズが適切である方がベストと言えます。椅子を選ぶ際に座面の奥行きに関しては表記すらない商品がほとんどです。椅子を購入する際にはカタログだけでなく実物を見ること、そして座面奥行きなどの寸法を実際に測って確かめることが大切になります。家具を製作する会社は座面の奥行きサイズにも配慮を行うこと、また座面高さだけでなく座面の奥行きの表記を行うことをぜひ実行して欲しいと思います。

椅子の座面の奥行きが長すぎると太ももの長さより長くなってしまい、背もたれに腰が当たるまで深く腰掛けたときに、膝裏が圧迫されて血行を妨げたりすることがあります。また浅く腰掛けると、背もたれで腰が支えられず疲れやすくなります。作業用いすの機能寸法で、座面有効奥行を38~42cmと挙げられています。特に小柄な体格の方が座る場合、座面奥行が長すぎてしまうということがありますので、38~42cmを参考に体にあった椅子を選ばれることが大切です。

 

ダイニングテーブルの椅子の座面の奥行きまとめ

椅子の座面の奥行き、これが実はとても大切です。市販の椅子の多くは座面の奥行きが450~470mm程度に設定されています。実は座位での座位臀・膝窩距離の平均値は43cm~45cm程度です。作業用いすの機能寸法で、座面有効奥行を38~42cmと挙げられています

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