子育て

高校3年生の進路で大学の文系学部で外国語・国際学系統をチェック!

外国語・国際学系統の外国語学部は外国語を学んで語学力を身につけるだけではなく、地域研究・地域文化研究などを通して、その言語の背景にある歴史や文化、社会を体系的に学び、異文化への理解を深める学部です。英語、フランス語、ドイツ語などの西洋言語は以前から多数存在しましたが、最近では中国語、韓国語、ベトナム語などアジア言語の学科も増加傾向にあります。グローバル人材育成に力を入れる学科が増えているのも特徴です。

また国際学とは世界で起こっているさまざまな国際問題へのアプローチを考える学問です。世界の国々から成り立つ国際社会は、政治・経済問題、難民や領土問題、テロや地域紛争、貧困格差、食料・資源危機、地球温暖化をはじめとした環境問題など、非常に多くの問題を抱えています。このような問題を解決するためには、海外の国々とコミュニケーションを取るための語学能力だけではなく、異なる文化や政治への理解、国際的な視点など、多くのことが必要となります。国際学では、「政治」「法律」「経済」「地理」「歴史」「文化」など、さまざまな分野の学問をベースに、世界に目を向けた広い視点から国際問題を把握・理解し、その解決方法を考えることで、国際社会のよりよいあり方を探っていきます。



 

大学の外国語・国際学系統の学部

外国語学部

外国語学部は、実用的な外国語能力を身につけ、諸学問分野の教養や研究方法を学ぶ学部です。主な目的は、特定の国や地域の言語を修得することと、その言語が使用されている国や地域に関する文化などさまざまな研究を進めることです。言語自体の研究では、文法や語法をはじめ、言語史、語彙論(ごいろん)、語源研究、方言研究などさまざまな内容があります。また実用的な語学の能力を身につけ、会話ができるようになることも大きな目的の1つになります。地域研究も、言語の研究の重要な目的の1つです。その国の社会や経済のあり方といった、社会科学の領域へも踏み込んで研究していきます。異なった文化の国や地域との交流の方法なども理論的に学びます。

  • 英語:実践的な英語力を磨くとともに英米の文化なども学びます。使える英語能力を身につけるために、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を総合的にしっかりと鍛える。同時に、アメリカ、イギリスなど英語圏の国々をはじめとする外国の文化や歴史についても研究します。
  • 英語以外外国語:アジア、ヨーロッパなどの各国の言語と文化・歴史などを学びます。中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などの外国語を使う力を養います。それぞれの言語を使う国々の文化、社会、政治、歴史などについても学び、外国への理解を深めます。
  • 日本語:日本語によるコミュニケーションについて研究します。日本語の成り立ちや構造、活用法などを国際的な視点から研究する学問です。言語の背景となる文化や思想、社会とのかかわり、外国人向けの日本語教育などが研究分野になります。

国際学部

国際学部は政治や文化など多角的な観点から、国と国との相互理解を目指します。国際学は非常に幅広い分野に渡る学問です。

  • 国際関係学:世界各国の関係を知り、国際社会の問題を研究します。国際社会に存在するさまざまな問題解決に向けて、国家地域間の比較やその地域の政治、経済、文化などを、調査や現地研修などを通して分析研究します。
  • 国際文化学:歴史、文学、芸術などの観点で、世界の文化を比較します。文化を共有する集団を民族、言語、国家、宗教、小集団や大衆などさまざまな側面で捉え、学際的・実証的に分析する学問です。国際的視点や比較文化的視点を重視しています。
  • 国際貿易学:世界各国の経済史や国際金融、貿易システムだけではなく、マーケティング論といった幅広い分野の学習を通し、国際貿易の理論や実践について学ぶ学問です。「経済学」や「経営学」、またビジネスで必要になる語学力はもちろん、貿易論や国際商務論といった貿易に直結するような専門学習も行います。

他にも、地球温暖化や野生動物種の絶滅など、一国だけでは解決できない地球規模の環境問題を取り上げる「地球環境論」、国際貿易学のように、政治学、法学、経済学などそれぞれの学問一つひとつを国際的な視点から研究する「国際政治学」「国際法学」「国際経済学」など、国際学にはさまざまな分野があります。また、留学生との交流や留学を通し、異文化への深い理解や国際感覚を養う「生きた」学習をすることもできます。将来、実際に海外で活動をするために大きく役立つ学習になります。

大学の外国語・国際学系統の学部の卒業後

外国学部の卒業生の進路は、習得した言語運用能力を活かすことによって、商社や外資のメーカー、航空会社など多種多様です。英語教員や国際公務員の希望者も多くいます。通訳者や翻訳家になるために、卒業後も外国の大学や院に進学する人や、民間の語学スクールで講師として勤務したりと、学んだ言語を活かした職に就く人が非常に多いというのが特徴です。外資系の企業への就職に有利なのが外国語学部で、「外資企業に就職したい!」という思いから、外国語学部に進む人も多くいます。国際学部出身者の就職先は、国家間の交渉や協議を行う「外交官」、輸出入品が税関を通過できるよう手続きを代行する「通関士」、留学希望者を支援する「留学コーディネーター」、外国語を使い翻訳などの事務や外国人客の対応にあたる「バイリンガルスタッフ」、外国資本の企業で活躍する「外資系スタッフ」など、幅広い方面に渡っています。

大学の外国語・国際学系統の学部のまとめ

外国語・国際学系統の外国語学部は語学力を身につけ、地域研究・文化研究などを通して、その言語の背景にある歴史や文化、社会を体系的に学び、異文化への理解を深める学部です。国際学とは世界で起こっているさまざまな国際問題へのアプローチを考える学問です。

*この記事はいろいろな情報を検討し、あくまで主観で書いていますことをご了解願います。

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