子供が自分の能力や将来について持っている不安という感情について前に書きました。(その記事はこちら)他にも子供の持っている感情にはいろいろなものがあると思います。例えば人間関係が苦手と言う子供は人と関わり合うことが恐いという感情を持っています。また不登校で毎日家でひきこもってゲームをしている子供はそれだけでは飽き足らない退屈という感情を持っています。子供が持っている感情を見つけて、その感情に共感してあげることから始めます。
子供の感情に共感
「自分は人間関係が苦手だから」と言って、外に出て人と関わり合おうとしない子供がいます。そんな子供は人と関わり合うのが恐いのです。人と関わり合って自分が傷つくことを恐れているのです。その時に親が子供に対して、励ますつもりで「そんなことないよ」と言っても効果はありません。ますます「そんなことある」と反論されるのが落ちです。まずは「そうだよね、人と関わり合うことは難しいよね」と共感してあげます。よくよく考えてみれば、人と関わり合うことが得意な人はそんなに多くないと思います。多くの人が同じように苦手だと思います。ですから親も「父ちゃんも苦手だよ」と共感するのです。このときに大切なのは本気で子供の感情に共感することです。表面的な言葉だけでは伝わりません。そうすることによって子供は落ち着くと思います。また家でゲームばかりやっている子供は「退屈」な感情を持っています。一人で部屋でゲームをやっているよりも外に出て友達などと遊んでいた方が刺激的なのは間違いありません。その子供もわかってはいるのですが、前述の人間関係が苦手という感情を持っているために、なかなか飛び出せないのです。ましてプライドが人一倍強く、自分が傷つくのを恐れる子供は更に難しいと思います。このようにまずはその子供の感情を理解することがスタートです。
そしてこの共感することに心がけていれば、自然と子供の方から話をしてくる機会が増えてくるはずです。もしそんな子供の変化がなければ、まだまだ親の共感の度合いや本気度が弱いからだと思います。そして大切なのは子供が自分から話しかけて来た時に、しっかり聞いてやること。そしてそのときにまた共感してやることが大事です。子供の話をめんどくさがってちゃんと聞いてやらないと、子供も話す甲斐がありません。ですから最後まで子供の話を聞いてやること。それが次のステップかと思います。こうして子供の話をたくさん聞いていると、子供が何を考えているかが見えてくると思います。
子供の感情に共感まとめ
子供が持っている感情を見つけて、その感情に本気で共感してあげることから始めます。そして子供が自分から話しかけて来た時に、しっかり聞いてやること。そしてそのときにまた共感してやること。そうすると子供が何を考えているかが見えてくると思います。
*この記事はいろいろな情報を検討し、あくまで主観で書いていますことをご了解願います。
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