ログハウスのログ壁に塗る塗料は自然塗料か日本の伝統塗料がいい!

ログハウスのログ壁に塗る塗料の主な目的は、下地の保護、耐久性の向上、美しく装うこと、特殊機能の付加などです。求められる性能は、耐水性、耐熱性、耐汚染性(ほこりやそのほかの汚れを寄せつけないこと)です。最近はこれらの基本性能はあって当然のものとみなされるようになりました。そこでクローズアップされてきたのが特殊機能です。防音性、遮熱性、断熱性、調湿性、抗菌性など、特殊機能の要素です。シロアリ防御の性能を付加するものもあります。

ログハウスのログ壁に使用できない塗料

ログハウスのログ壁の塗装は下地の保護を最大の目的とするため、内部よりもさらに耐久性が求められます。主に耐候性と耐久性に優れた有機溶剤系の塗料が使われています。しかし汚染物を外気に放散し、環境を汚し、雨に流されて土壌を汚します。また揮発性の合成樹脂塗料でない水性塗料もあります。水性塗料は水をベースとした合成樹脂塗料で多くの種類があります。塗布後の乾燥が比較的早く、施工性もよく、耐久性も優れています。溶剤や添加剤が含まれているので使用する時に注意が必要です。従ってこれらの塗料を使用する選択肢はありません。


ログハウスのログ壁に使用したい塗料

ログハウスのログ壁の塗料には自然系の塗料を使用したいと思います。自然塗料には明確な定義がありません。「石油系成分をなるべく使わず天然素材を中心につくられた塗料」と理解できます。自然塗料の主成分は、天然植物油である亜麻仁油、サフラワー油、ひまわり油、テレピン油などです。顔料としては、無機顔料である土や鉱物などが使われます。環境先進国といわれるドイツ製の自然塗料が有名で、「リボス」「アウロ」「オスモ」「プレイマー」などがあります。近年は「シオン」などの国産の自然塗料も充実してきています。

日本の伝統塗料という手もあります。代表的なものは柿渋や拭き漆などで、近年再評価されています。合成塗料が一般的になる前は、これらが建築物にも使われていました。柿渋は、渋柿を青柿の時期に収穫し、絞り、発酵させたもの。拭き漆はウルシの木から取れる樹液を木地に塗り込み、拭き取るという作業を繰り返す技法です。自然塗料や日本の伝統塗料は、いずれも原材料が自然素材です。両者は同じく自然素材であるムクの木材と相性がよく、互いの特性を最大限生かすことができます。

ログハウスのログ壁の塗料まとめ

ログハウスのログ壁に塗る塗料は自然塗料や日本の伝統塗料がいいと思います。有機溶剤系の塗料や水性塗料はいろいろな化学物資を含んでいて、環境や人に有害です。自然塗料や日本の伝統塗料であれば環境にやさしく、安心安全に使用できます。

参考:世界で一番やさしい自然材料

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