家づくりはいろいろなことを決めないといけません。建築士が全て得意なわけではありません。お任せになっていると、後でこうすればよかったと後悔することにもなりかねません。決定は自分でするしかありませんが、一生に一度のことで失敗は許されません。私が数年かけて検討した事項をまとめてみました。今回は玄関土間ついてです。ここでおさえておきたい事項は何があるでしょうか。
玄関土間の素材
玄関土間の素材としてはタイル、コンクリート、石などがあるかと思います。では判断基準として何を考えるか。それは「汚れにくさ」「滑りにくさ」「吸水しにくさ」になるのではないでしょうか。プラス耐久性を考えます。とすると消去法でいくと、石は吸水性があり、コンクリートはクラックが発生しやすく、耐久性に難点があります。となると残るはタイルですが、そのタイルの中でも汚れにくさと滑りにくさを考えて選んだらと思います。
玄関土間のタイル
タイルには磁器タイルとテラコッタタイルがあります。磁器タイルは吸水性がほとんどないので、汚れに強いようです。テラコッタタイルは吸水率が高いので、シミなどに注意が必要のようです。ということでまずは磁器タイルに決定します。問題は滑りやすさです。滑りにくさと汚れにくさは相反します。滑りにくくすると表面の凸凹が増えるため汚れやすくなります。通常はつるつるで滑りやすいですが、工夫されたものも出てきていますが、満足できるものはなかなかありませんでした。しかしとうとう見つけました。名前はスーパーメガテクノタイルと言います。グリップ感を殺さず、防汚コーティング機能を付けられています。
スーパーメガテクノタイルの特徴は以下のとおりです。
1.汚れが落ちやすい
2.傷がつきにくい
3.耐摩耗性に優れている
従来の外装床タイルは表面に小さな孔が開いていてそこに汚れが入り込みました。
スーパーメガテクノタイルはその小さな孔を高硬度の無機質ガラスで覆っているため、汚れが付きにくくなっています。また、その高硬度のガラス質のおかげで傷つきにくく、磨耗性に優れたものになっています。
原田左官工業ブログより
玄関土間のタイルの色や大きさ
まず汚れが一番目立つのが白と黒だそうです。それで最も無難なのがグレー系で、あるいは土色に近いベージュ系がよさそうです。次にタイルの大きさです。一般的には300mm×300mmが多いようです。大きい方が高級感がありそうです。しかし目地が滑り止めの役割を果たすモザイクタイルなどのことを考えれば、小さい方が滑り止め効果がありそうです。それで100mm×100mmではいかがでしょうか。
玄関土間に玄関シート
玄関シートという手もあります。耐久性に目をつぶって、短期間での取り替えも覚悟の上であれば、自分の思うようなデザインにできます。その上で汚れにくい、滑りにくい、吸水しないものを選べばいいかなと思います。更にクッション性を持たせて、足腰に負担がかからないものにもできるのは魅力的です。
玄関土間のまとめ
玄関土間に最適な原田左官工業のスーパーメガテクノタイルを見つけました。汚れにくく、滑りにくく、吸水しにくいを満足するタイルです。色はグレー系かベージュ系、大きさは100mm×100mmがいいと思います。また玄関シートで耐久性に目をつぶって取替覚悟で使用する手もあります。
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