システムバスはタカラスタンダードの耐震システムバスを第一候補として、浴槽をステンレスにするとエメロードというシリーズになります。このエメロードについて、標準仕様および可能なオプションを一つずつ検討していきたいと思います。まず大きさですが、バリアフリーにも対応できる1.25坪としたいと思います。またステンレス浴槽について、ステンレスそのまま磨き抜かれたメタリックなプレミアムステンレスシリーズとカラーコーティングを施したカラーステンレスシリーズがあります。カラーコーティングの方は長期的には色が剥がれることがあるようなので、プレミアムステンレスシリーズを選択したいと思います。
浴室システムバスの断熱材
とかく話題になる浴室でのヒートショックは他人事ではありません。家を建てる時に万全の対策をしておくことが必要です。タカラスタンダードのシステムバスは浴室全体を保温材で包み込み、あたたかさを逃がさないパーフェクト保温が標準装備です。保温材は硬質ウレタンフォームですが、ホルムアルデヒド発散建築材料に該当しません。ですからシックハウスの問題はないと思います。ただ気になるのは火災時に有毒ガスが出ることでしょうか。しかしシステムバス本体もプラスチックであることを考えれば、断熱材の問題からタカラのシステムバスを否定するまでには至りません。他のメーカーでも断熱材にウレタンを使っていることも考えれば、施工するときに、断熱材を変更することをダメ元で聞いてみるぐらいですかね。
そして施工するときに、システムバスと壁との間に隙間ができるため、床下の冷気が上がってこないよう、ここを気密処理します。更にタカラは耐震システムバスで床下がフレーム架台で空間になっているので、そこに断熱材の補強をするといいかと思います。断熱材は水周りということもあり、ペットボトルを再利用したポリエステル繊維の断熱材なら手に入りやすく、安くて手ごろです。シックハウスの安全面も問題ありません。
浴室システムバスのパネル
タカラスタンダードのシステムバスの浴室パネルはホーローです。ここでタカラのホーロークリーン浴室パネルの説明を引用したいと思います。「ホーロークリーン浴室パネルは汚れが染み込まず、カビも発生しません。その清掃性の高さは、油性マジックもひと拭きで落とせるほどです。秘密は表面に焼きつけて密着コーティングしているガラス質の層。何年使っても普段のお手入れは入浴後にサッとシャワーで流すだけです。-なぜ長年キレイが続く!高品位ホーローのヒミツ。- 年数が経つとごとに、落としにくくなる壁の汚れ。その原因のひとつが、実は壁についた「傷」なのです。水アカやカビなどの汚れが壁の傷に入り込むと、キレイに落とすのが難しくなります。でもホーロークリーン浴室パネルなら大丈夫。モース硬度5~6の高い表面硬度を誇るので、ワイヤーブラシでゴシゴシこすっても、傷ひとつつかず、お手入れのしやすさもそのままです。ホーローならではの風合いのある光沢が魅力。ホーロークリーン浴室パネルは柄を焼きつけているので、色あせやはがれることもなく、長くその美しさを保ちます。」そしてエメロードのホーロークリーン浴室パネルの基本仕様は洗い場の正面、ミラーや水栓のついた一面だけ模様入りやカラーを選べます。その他の面は全てホワイトです。この一面は家族の好みで選べばいいと思います。
浴室システムバスの浴槽他
タカラスタンダードのシステムバスのエメロードの浴槽形状はベンチのないラウンド浴槽しか選択肢がありません。しかしいろいろ調べてみると、ゆるやかな丸みが体にフィットするラウンド浴槽はとてもよさそうなのでこれでいいかなと思っています。そして高断熱浴槽仕様です。熱を逃がさずお湯が冷めにくく、次に入浴する人も快適な温度で入浴できます。また追炊き回数が減って光熱費がお得です。カウンターは樹脂製。浴槽エプロンはカラーステンレスのホワイトのみです。そして床は丈夫なタフロアという磁器タイルです。表面が硬く傷つきにくいので、汚れが入り込まず、お手入れが簡単です。熱伝導率に優れ、お湯をかけるだけでポカポカになります。表面はやさしく心地よい足触りで、濡れていても滑りにくい凹凸加工で、水滴が薄く広がるので乾きやすいです。といいことばかりのように見えますが、最初に足を踏み入れたときは冷たく感じるような気がします。この点では樹脂製の方が優れているような気がします。上記で書いたように床下断熱を徹底的にすればいいのかもしれません。また最悪冷たいときは上に樹脂製のマットをひく手もありかと思います。
最後に小さいことですが、意外と気になるのが排水口です。髪の毛などが排水口を塞いだりして困った経験があると思います。髪が絡みにくい独自形状のヘアキャッチャーを採用し、持ちやすい大きなツマミ付きで、手を汚さず簡単に髪の毛が捨てられます。また側面にオーバーフローの穴があいているので水の流れがよく詰まりにくくなっています。髪の毛はヘアキャッチャー内にきちんと収まり、排水口周りに残りません。
浴室システムバスのまとめ
浴室のシステムバスはタカラスタンダードのエメロードです。大きさはバリアフリーの1.25坪で、浴槽はプレミアムステンレスです。ヒートショック対策としてパーフェクト保温+断熱材補強。ホーロークリーン浴室パネル、ラウンド浴槽、高断熱浴槽、床は磁器タイルのタフロアです。
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