コンセントは取り付け場所や電化製品、電流や電圧の違いで考える!

コンセントは屋内配線から電流をとるためのプラグの差し込み口ないし器具のことをいいます。コンセントは取り付け場所やそこで使う電化製品の違い、さらに電流・電圧の違いなどによって、タイプを分けることができます。また取り付け場所や使う電化製品の違いで著しいのは、水に濡れやすい場所であるかどうかということと、そこで使う電化製品が水処理と深くかかわっているかどうかということです。



コンセントの種類

コンセントの種類にも様々なものがあります、用途や取付け場所に応じてコンセントを選びましょう。

  • ダブルコンセント:ポピュラーな2コ口の100V用コンセントです。他にも1コ口や3コ口もあります。
  • 抜け止め式ダブルコンセント:コンセントはプラグを左に回して引っ張らないと抜けない構造になっています。パソコンやAV機器など抜けては困るコンセントに設置します。
  • アース付コンセント:高ワットの電気機器にはアース付コンセントが必要です。洗濯機や電子レンジ、食器洗浄機など水を使う場所には、アースターミナル付接地コンセントを設置します。
  • 15A・20Aアースターミナル接地コンセント(250W):パワフルな機器の専用コンセントです。電磁調理器やエアコンなど消費電力が1000Wを越える電気機器が家庭内に増えています。これらの機器を安全に、快適に、そして効果的に使うためにおすすめの高容量コンセントです。
  • マグネット式コンセント:磁石式のコンセントです。アイロンのコードなどに足が引っ掛けてもポロリと外れるから安心、差し込むのもラクです。お年寄りや子供が転ぶのを防止し、ケガから守ります。
  • マルチメディアコンセント:マルチメディアをたっぷり楽しむために、電源、通信、情報がひとつになったコンセントです。ブロードバンドもデジタル放送などを楽しむ各部屋に設置します。
  • アップコンセント(フロアコンセント):床面下のボックスに取り付け、床面上で使用するコンセントです。コンセントを使わないときは、フタを閉めて床とフラットな状態になります。ダイニングテーブルの下などに設置すると、鍋料理やホットプレートを使うときだけ使用できます。
  • 防水コンセント:水が浸入しないようにしてあるコンセントで、庭先やベランダなどの屋外で使用します。ライトアップ用の照明や生ゴミ処理機など、バルコニーで電気製品を使いたい箇所に設置します。

コンセントの形状

一般的に使用するコンセントは「15A-2P」と呼ばれるものです。これは15アンペアまでの容量で2か所の差込口があるものです。同じ大きさで3P(3か所差込口がある)もありますが、大きなACアダプターを差すと他が差せなくなったりするのであまりオススメできません。それよりは「15A-2P」を2つ繋げて4か所差込口をつける方がオススメです!またコンセントは100V15Aは一般的な2穴の形でいいのですが、100V20A、200V15A、200V20Aになると、それぞれ別の形状になります。これは20Aになるとそれだけ流れる電流が多くなり、通常タイプのコンセントでは危険だからです。よりスムーズに電気が流れるような形状になっているのです。200Vでは強い力の電気が流れるため、電流の場合と同様に特別な形をしたコンセントにすることによって抵抗をおさえています。なぜそんな別の形状になっているかと言えば、子供やお年寄りが謝って、最も一般化している100V15Aタイプのプラグを差し込もうとした場合でも、形状が違っているため差し込めないというわけです。15A・20Aの兼用タイプもありますので、高能力・高容量タイプの電化製品がますます増えることも予想して兼用タイプの方が何かと好都合です。

コンセントと水

水に濡れやすい洗濯機などには、まずコンセントに水が掛からないような位置に設置することが基本ですが、同時にアースターミナル付きコンセントを取り付けなければいけません。なおこのタイプのコンセントは、衣類乾燥機や食器洗い機、電子レンジなどにも必要です。洗濯機や冷蔵庫のコードに緑色の線がついているのをご存じでしょうか?それが「アース線」です。これは、洗濯機や冷蔵庫といった家電が漏電した場合、人体などに影響がでないように電気を逃がす為の装置です。これがあることで、人体や家などを電気から守っている、いわゆる安全装置のひとつです。アース線は、必ず専用のコンセントに繋いでおくことが必要です。また洗面室でドライヤーや電気かみそり、トイレにも温水洗浄便座用ということでコンセントを取り付けます。ここでも水を扱うことから安全性の高いコンセントを取り付ける必要があります。漏電ブレーカー内蔵の「ELガードコンセント」は万一の漏電をコンセントがカットしてくれるので安心です。

コンセントのまとめ

コンセントは取り付け場所やそこで使う電化製品の違い、さらに電流・電圧の違いなどによって、タイプを分けることができます。一般的に使用するコンセントは「15A-2P」と呼ばれるものです。水に濡れやす場所や高能力・高容量の電化製品などには別の形状のコンセントが必要。

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