家づくりはいろいろなことを決めないといけません。建築士が全て得意なわけではありません。お任せになっていると、後でこうすればよかったと後悔することにもなりかねません。決定は自分でするしかありませんが、一生に一度のことで失敗は許されません。私が数年かけて検討した事項をまとめてみました。今回は間取りと家相ついてです。ここでおさえておきたい事項は何があるでしょうか。
間取りは自分で決める
さあ間取り決めです。これはマイホームを作る時の楽しみであり、また検討すればしすぎることはないものです。建ててからああすればよかったと後悔しないように、じっくりと時間をかけて考えることが必要です。建築士の言いなりになってはいけません。建築士は標準的な間取りはできるでしょうが、専門家ではないということです。建築士の資格に間取りの良し悪しは入っていません。こればっかりは自分で責任を取る覚悟で進めることが重要です。
間取りと家相
それであれこれと間取りを決める時に大前提として家相の問題があります。家相を気にする人気にしない人がいると思いますが、家相は昔からの長い間受け継がれてきたものであり、その根拠をやはりないがしろにはしない方がいいと思います。しかしあまりに重要視してしまって住みにくい家になるのも困りものです。そうなると自分たちの好きなように考えればいいのですが、最低限の家相は取り入れようとなるわけです。最低限の家相とはいったいどういうことかと言えば、家相で凶になる配置だけはしないということです。これさえ守れば後は好き勝手にやればいいと思います。
成美堂出版安らぐ家は「間取り」で決まるから抜粋した主な凶の位置においてはいけない部屋は次のようになるようです。
北 :便所、井戸、地下室、浄化槽、出入り口 北東 :便所、玄関、水道の蛇口、床下収納 東北 :玄関、出入り口、便所、浄化槽、土間
東 :家の欠け、浄化槽、老人の部屋
東南 :浄化槽、家の欠け、地下室
南東 :台所の水口、流し、浴槽、家の欠け、便所
南 :台所、浴室、便所、流し、車庫
南西 :便所、出入り口、台所、浴室、浄化槽
西南 :土間、便所、玄関、浴室、台所
西 :玄関、出入り口、火気、便所、浄化槽
西北 :家の欠け、吹き抜け、地下車庫
北西 :家の欠け、地下収蔵、吹き抜け
家相は家の中心から
家相を見る時にはまず家の中心がどこかということが重要です。まずこれが定まらないとそれぞれの部屋がどの方位かがわかりません。ただ家の形が単純な正方形とか長方形であれば苦労はしませんが、張りとか欠けがあると途端に難しくなりますので注意が必要です。
間取りと家相のまとめ
間取りは家相の凶は避けて、建築士の言いなりにならないで自分の責任で決めることが大事です。建築士が間取りの資格を持っているわけではありません。家の中心をしっかりと把握して、家相で凶でなければ、使い勝手を優先して決めればいいと思います。
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